池ポエム
ハンス



 暮らす物語

ファンタジー創作小説のウェブリングなどをざっと見てるとふと思うことがある。
「皆さんはどんなことをファンタジー小説の題材にしてらっしゃるんだろう?」
どんなことってのはつまり、主人公たちが具体的に『何を』する話なのかってことだ。たとえば『どこかの国と戦う』とか、『魔王を倒す』とか、『伝説の宝を探す』とか、『世界を破滅に導く指輪を破壊する』とか、なんでもいい。もっとスケール小さくすれば『親の仇を討つ』とかそんなんもある。ファンタジーっていうと大体何らかの目的を持った主人公の行動を描くのが基本だから、主人公はたえず事件に巻き込まれて何かをしてなきゃならない。じゃあ、何もしない主人公ってのはありえないのかなぁ、と常々思う。ラムレス&トットニールはそんな「何もしない」話を実現しようとしてやっている、一種の実験みたいなもんだったりする。二人がぼちぼち歩いて旅してるだけなんだけど・・・何だかそんなに暇じゃない。移動してるだけなのに登場人物間で会話が発生したり、まぁ主に会話ばっかり発生してる。人は集まれば話をする生き物なんだなぁとしみじみ思ってます。この話は、最初のコンセプトとして『レギュラーキャラが全員アブノーマルだったらどうだろう』ってのがあって、おかげで出てくる人は大抵ちょっとはぐれ者。世間のはみ出し者が集ってひたすら旅する話ってのは、つまんなそうでおもしろそうで、よっぽどうまく作らないとやっぱつまらんな。こういうドキュメンタリー風映画ありそうだなぁ。

2002年02月22日(金)
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