どんぐり1号のときどき日記
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さて、SFマガジンがついに50周年である。早いものだ。 私が買い始めてからですら35年以上経っているのだから驚く。その間に多くのSF雑誌も創刊されては消えていったものだ…。まあそれはさておき、今月号はなかなか興味のある短編が多く、買いたいと思うのだが、2,500円という価格に躊躇もしてしまう。貧乏である事だよなぁ。 そんな訳で今月号は少し立ち読みしたが、この中にある年表を見ているとなかなか面白い。やはりSF界が楽しく熱気があったのは、共通の話題に染まっていた1980年代前半までだったようだし、自分がSF界を楽しいと感じていたのもその頃がピークだったと思う。その後のいわゆるSFの拡散と浸透は、最終的に良い方向へとは向かわなかったという事だ。
しかし以前も書いたが、「神狩り」が発表された当時、SF界は大騒ぎになった。私もこの小説にはぞっこん惚れ込んだし、それからずっと山田正紀の作品は読み続けたものだ。 だが「神狩り2」が出た時に読み返して、あまりのつまらなさに本当に同じ作品なのだろうかと驚いてしまった。「神狩り2」があまりにつまらなかったのもあって読み返したのだが、結局どちらもつまらない事に驚いたのである。これは恐らく、どちらも同じような小説なのだろう。だからどちらもつまらなかったのだが、問題は昔あれほど感動した小説を再読した時に、これほどつまらないと感じる事があるのだろうか、という事だ。 例えば「戦闘妖精雪風」を読み返した時には、昔感じた感動はほとんど変わらなかったし、そもそも名作と言われるものは年をとってから読んでも大概感動するものだ(感動の種類が変わる事はあるかもしれないが)。そういう意味でも「神狩り」の再読時のショックには、かなり意外な結果で驚いてしまったのである。ここまで評価が豹変した作品を、私は知らない。
こういう経験をしてしまうと、昔好きだった小説を再読したくなるが、そんな時間もなかなか取れなくなりつつあるし、物によっては入手出来ないのもある。 それでも半村良の一連の伝奇小説は読み返したいし、また「亜空間要塞」と「亜空間の逆襲」は是非読み返したいと思っている。残念ながら昔買った本はどこかへ行ってしまったし、現在は本屋でも見かけないが、この2作は連載当時読んでいて、かなり愛着もある。古本屋ででも探すか…。
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