どんぐり1号のときどき日記
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2008年10月31日(金) 金曜だが、木曜日のリカ

 今日は昨日よりは多少暖かい。というか日中は少し動くと暑いくらいだ。そのくらい昨日とは気温差があるという事だ。

 ふと「木曜日のリカ」を読む。
 この作品は脚本レヴェルで破綻しているところがあり、作品としてみた場合は欠点だらけである。なにせ、リカが出てこなければここまで事件は大きくならなかっただろうという話もある。これではまるで水戸黄門だ。
 また銃器や車に関しても、かなり頭で書いている、という感じの部分が多いが(つまり矛盾、無理がとても多い)、これはまあ時代を考えると仕方のない事かもしれない。
 それ以上に、そもそもノーベル殺人賞という訳の判らない設定からして無理があるが、だからこそ主人公の美木本リカはあれだけの活躍が出来ると読者は錯覚できるし、やはり何かと魅力的な作品なのだ。
 ひばり書房版1巻目のカヴァー・イラストなど、いかにも当時の私が好きそうなものである。

 そしてまだまだ学生運動を引きずっている頃の作品なので、いかにも押井監督が好きそうな題材もある。
 例えば「ゼロ管制SOS」や「火炎同盟」などは押井監督が手を加えればかなり面白いものになりそうな作品だったのである。特に「火炎同盟」はストレートに学生運動のテーマも絡んでいるため、10年前なら彼の作品として大幅なアレンジを加えれば、かなり面白いストーリーになっただろうと予想できる。おそらく現在は興味がないだろうが、あのガン・コンで短編としてなら復活させる事が可能かもしれない。もっとも予算制限がシビアだから、その段階で無理だとは思うが…。
 いずれテーマは銃と女である。当時はこれに車も絡んでいたが、押井監督は車に関しては今ひとつだから、やはり銃の部分だろう。
 本当に大幅にアレンジした「押井版・木曜日のリカ」が見たかった。

 関係ないが、「月曜日のユカ」という映画があるそうだ。若かりし頃の加賀まりこ主演で、残念ながら見た事はない映画である。ネットで調べればどういう映画かは判るので「木曜日のリカ」とまったく関係はないと断言できるが、こういう題名が流行っていたのだろうか…。


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