どんぐり1号のときどき日記
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グランドプリンスホテル新高輪と同ホテル高輪が日教組の集会会場使用を拒み、集会参加者の宿泊予約を取り消した事件があった。別に日教組を擁護するつもりはないし、どちらか言えば日本の教育には不要な組織だと思っているが、このホテルは最高裁の判決を無視してまで会場使用を拒むという、法治国家にあるまじきとんでもない行為に出た訳である。
しかし15日に港区が、両ホテルを経営するプリンスホテルを旅館業法に基づき口頭で厳重注意したところ、同社は区に謝罪する始末書を提出し、「重く受け止め、法律の趣旨を従業員に徹底したい」というコメントまで出した。 つまり、最高裁の判決という法治国家の根源は無視したのに、都には営業停止処分の権限があるためヘコヘコ頭を下げて尻尾まで振ったのである。
このプリンスホテルの対応には全く呆れる他はない。全然スジが通っていないではないか。そのスジを通せないただのホテルの分際で最高裁の判決を無視し、法律を無視しても大丈夫という前例を作ってしまったのである。つまりプリンス・ホテルは、法治国家というシステムをブチ壊した、とんでもない犯罪者集団なのである。 彼らのおかげで、弱者が最終的に頼るべき最高裁という一種の駆け込み寺が無残にも破壊されてしまったのだから、彼らの罪は重い。こういうのを本当の売国奴というのである。多分今後の日本というのは、先進国の仲間から大きく逸脱してしまうだろう。そのくらい重大な問題なのである。 本当に当初のコメントのように「ホテルの他の客や周辺の方々の安全を守るためだった」と考えているのなら、都の厳重注意も無視してしかるべきなのに、営業停止は嫌だとガキのように振る舞い、コロコロと主張を変える。まったくとんでもない話だ。
例えて言えば、暴力団が昔の地上げ行為のような事をして住民を追い出した場合に、住民が裁判を起こして勝訴しても、暴力団側はそれを無視してかまわないという前例を作ってしまったのである。信じられるだろうか。裁判というものがまったく機能しなくなる事を意味しているのだ。もはや日本は法治国家とは言えなくなってしまったのである。 それほどにプリンスホテルのとった行為は愚かで、最高裁の権威を何らかの形で見せる必要がある事態になってしまった。極端に言えば、このホテルは見せしめのために潰しても構わないほどにとんでもない事をしでかしたのである。
今回は日教組の事などどうでもよい。法治国家の存亡がかかっているといって良いほどの事件なのである。なぜマスコミも国民もそれを大きく問題視しないのだろう。不思議だ。
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