どんぐり1号のときどき日記
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2006年10月12日(木) シュマイザー?

 仕事で名取までニ往復するバイパスは混んでいるので、疲れるし時間がかかる。

 mixiを開いたら、「セーラー服と機関銃」の番宣が出ていたのだが、しかしセーラー服でMP40とは、一体何を考えているのだろう。心底驚いてしまったではないか。
 あの銃は、デザインが洗練された制服でないと似合わない。以前の映画で使われたM3A1はアメリカの銃だし、そもそも根本的にかっこ悪い銃なので、逆にどんな服でも構わないのだが、MP40はドイツの銃だ。第二次大戦当時はかなりデザインを重視した制服を採用していたし、メカも機能美溢れる物が多かった軍隊の銃なのであり、日本のセーラー服には全然似合わないと断言する。違和感というのにも限度があるのだ。
 今のヤクザがMP40を使用するなんて事は、まずありえないのだから、もう少し設定を考えて銃を用意して欲しいものだ。現実には、イングラムが国内で使用された事もあるので、その辺が妥当な線だろうか。

 まあプロップの都合でマルシンのキットを使用しているのだという事は容易に想像されるし、M3よりはMP40の方が、撮影時の安全を確保しやすいだろう(ボルトをロックできるという差は大きい)。グリースガンはセーフティに問題があるため、銃があるとすぐトリガーを引く日本においては、危険すぎるのだろう。

 ついでに、MP40はシュマイザーではないという事についてちょっと調べてみた。
 元々はシュマイザーがMP28を開発し、その発展型のMP34とMP36を開発したのだが、エルマ・ベルケ社がこれの改良型MP40を無断で製作し、大ヒット作となったのである。シュマイザーは第二次大戦中にもかかわらず会社を告訴したらしい。結果がどうなったかは不明だが。
 そしてあまりの高性能に、戦後アメリカではシュマイザーが開発したと勘違いし、マニュアルにも記載してしまい、これが元で「シュマイザーMP40」という名が一人歩きを始めたのである。基本的なものはシュマイザーが作ったといっても過言ではないが、いずれMP40は「エルマ・ベルケMP40」が正式名称なのである。


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