どんぐり1号のときどき日記
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2006年07月05日(水) 売れるかテポドン

 北朝鮮がミサイルを飛ばしたという事で、各メディアはお祭り騒ぎである。

 だが別に大騒ぎするような事でもなかろう。原油が足りずに外貨を稼ぎたい北朝鮮と、弾道ミサイルでアメリカに睨みを効かせたいイランで商談が成立していたのは公然の秘密だったし、この時の成立条件が「目標への確実な到達」なのだから、周囲から散々止めろと言われていようが北朝鮮はイヤでも飛ばさざるをえないと判っていたのだ。
 今回に限って言えば、あくまでも商談のデモンストレーションでしかないのだ。
 だからこそ各国とも協力して、万が一に備えた迎撃体制だけはとっていたのである。今回は必ず飛ばすと判っていたからだ(どこに飛ぶか判らないというのも、実に恐ろしいミサイルである)。

 北朝鮮にとって最大の味方である中国は、アメリカからの圧力で原油の無償提供を減らしているのだが、そもそも一昨年の竜川駅構内大爆発事件で原油輸送の鉄道が完全にストップしている。これは現在の北朝鮮にとっては唯一の原油移送ルートなのである(この鉄道の先に、北朝鮮唯一の原油精製工場がある)。
 他のルートでは現金決済でなければガソリン等が買えないのだが、お得意の偽札であるスーパーKはどの国も警戒して大量には使えず、まして高純度の国家生産ヘロインなども簡単には売買できない。こうなるとイランになんとしてもミサイルを売りつけたいのである。

 現在は独裁国家であっても経済原理で動いているのであり、戦争もその一貫でしかないのが現実なのである。


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