どんぐり1号のときどき日記
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2006年02月03日(金) ピクサー買収

 ちょっと前にピクサーがディズニーに買収された、と騒ぎになっていた。
 現状ではピクサーの方が格が上なので、単純に考えると売却する意味が思いつかず少し疑問だった。コメントとしてはディズニーの経営陣が変わり、ピクサー側としては良い関係が保てると踏んだという事なのだが、やはり何かすっきりとはしなかったのである。

 そう思っていたら、やはりアメリカ特有の株式によるメディア買収の一歩だったと判明した。
 つまりピクサーを設立したスティーブ・ジョブズが8500億円でピクサーを売却したのだが、当然これには直接の金銭のやり取りはなく、ディズニーの株式5%と等価交換したのである。これによりスティーブ・ジョブズは、個人での筆頭株主となり、つまりは経営陣への口出しができる立場になったという事だ。
 なるほど、やはりアメリカ人はこういう株式でのやり取りがうまい。日本ではなかなかできない事が、すんなりと行われている。面白い国だ。

 もともと日本は株式市場でのやり取りが不自然で、本来の株式という概念が、先進国としては異常な程に根付いていない。だからライブドアのメディア株買収という、それについては法的にまったく問題がない事でも大騒ぎになってしまう。

 ライブドアが問題なのは、「財務・決算内容の粉飾」というただそれだけであり、それ以外はなんら法的には問題がないのだ。ただし「財務・決算内容の粉飾」というのは重大な犯罪である。これに関して経営陣にはほぼ間違いなく実刑判決が下り、執行猶予はつかない。
 つまりそれ以外は、アメリカで日常行われている株のやりとりと何ら変わりがない。

 結局ホリエモンはスティーブ・ジョブズにはなれなかった。所詮格が違うのである。


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