どんぐり1号のときどき日記
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2005年07月24日(日) あっという間の休日

 昨夜はLD-S9でサム・ペキンパー監督の「ワイルドバンチ」とジョン・ウー監督の「ハードボイルド」を見た。
 やはり映像は若干きれいに見える。そしてどちらもクライマックスの大銃撃戦は何度見ても感動する。
 大殺戮なのに感動するのは、その銃撃戦に至る過程で各人の人生が描かれ、それがラストに向かって収縮してくるからだ。勝ち戦ではなく、もしかしたら負け戦なのだが、それでも戦いの意味を問いかけた上で死んでいくので人生のラストとしては正しいのである。

 少ない休みである今日、午前中は書籍を収めるレンタル倉庫を探しに下見の旅に出る。
 どうしても100箱位を収めるスペースが必要なので、仕方がないのである。ネットで探すと南光台周辺に10,000円以下のところがいくつかあり、まあどこも似たような条件ではあるので、いずれ水害には無縁な所を借りたいと思っている。うちの近辺は意外とヤバイのである。

 南光台なので、帰りにNODAYAも覗く。
 最近子どんぐりは銃器を書いている事があるのだが、どうにもL字型の木にしか見えない。それでも「デス・ハンターに出てくるような銃」というイメージはあるようなので、雑誌の「GUN」を見せたらそれなりに書いていたりする。で、この店のエアガンをしげしげと見ていたりするのだった。欲しがっている様子もあるが、あまりの値段の高さに驚いていた。
 そして模型コーナーで「ウルトラホーク1号を作ってみたい」などとほざいてみたりもする。まあ4機持っているので、一機作らせてみるか。でもどこにあるかな…。

 午後は21日が発売日だった「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX O.S.T.3」を買いに出る。
 途中で中古屋に寄って、子どんぐりのためにYMOの「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」を買う。発表時は大ヒットし、私もテープで聞き込んだもので、まあこの手のなら子どんぐりも抵抗なく聴けそうな気がしたのである。ちなみに当時のLPは黄色だった。
 そしてもちろん「STAND ALONE COMPLEX O.S.T.3」が中古屋にあろうはずがない事は充分に判っているので、さっさとHMVで探したのだが、新譜コーナーに10枚くらい置いてあったため逆に見落としてしまった。まさかそこまでメジャーだとは思ってもいなかったのである。少なくとも八戸では1枚あればいい方だったのだ。

 しかしこのアルバムを担当している菅野よう子という人も、なかなかユニークな曲を作るものだ。
 始めてこの人に注目したのはWOWOW放映時の「ブレンパワード」である。会社の友人に頼んでWOWOWの放送を毎週録画してもらっていたのだ。内容としては富野監督のリハビリ・アニメであり、いつもの彼の作品らしく中途半端になってしまったが、音楽は妙に記憶に残るものだった。
 そして「STAND ALONE COMPLEX O.S.T」シリーズは、ブリティシュ・ロック系の音作りをしていてなかなか楽しいのである。
 ちなみに本人もなかなかユニークである。正直なところ、こんな曲を作る人があんな人だとは思ってもみなかったりする。

 帰宅後、子どんぐりにYMOを貸したところ、「歌が入っていないので物足りない」というとんでもないセリフが返ってきた。自分のあの年頃を思い返しても、そんな事を考えた事もなかったので非常に驚いてしまったセリフである。
 私の場合、「ヴォーカルは楽器の一部」だと認識しており、その曲に必要なら必要なパートに存在すればいいと考えている。そしてヘタなヴォーカルなら、ない方がはるかに良いとすら考えている。
 つまり「歌」ではなく、「曲」を聴く事を望んでいるのである。

 そんな訳で「STAND ALONE COMPLEX O.S.T.3」は、「2」よりも良い。つまりヴォーカルが少なく、テイストとしては「1」に近いブリティッシュ・ロック的味付けが多く、好みなのである。

 と、アルバムを聴きながら、今日になってようやく買えた「映画秘宝」を読む。今回はDVDのオマケ付きで、映画の予告編などが入っている。実はこういう予告編集が意外と好きなので、ちょっとうれしい。
 だが最近は雑誌を発売日に買えない、立ち読みができないという状況が続いている。これは全然うれしくない状況である。なんだかなぁ。


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