どんぐり1号のときどき日記
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| 2005年07月18日(月) |
ようやくスター・ウォーズ |
今日は暑かった。今年一番の暑さだったそうだ。暑い訳だ。 とりあえず車をざっと洗う。乾かすついでに5キロ程離れた所にある映画館の場所を確認しに行く。これで時間によっては「スターウォーズ」を見に行けるかもしれない。
午後は「ポケモン」の映画を見るという子どんぐりを送って町中に出る。待っている間にあちこち回るも、収獲なし。というかありすぎて絞れないだけなのだが。しかもキース・エマーソンのベスト盤はなくなっていたし…。 本当は「シャドウ・ギャラリー」の新譜が出ていたので、これは欲しかったのだ。でも前回の4作目を買っていないような気もするし、これは確認しないといけない。実は密かにファンだったりするのだな、これが。 この時に店のBGMで、水越けいこの「Far Away」を誰かがカヴァーした曲を流していた。気になるが、別に欲しい訳ではない。ただ今さら水越けいこの曲をアレンジするというのも、不思議な感じがする。なにせ20年以上前の曲だし。
映画が終わってから、子どんぐりの卓球のラケットを買う。ラケットとラバーで7,000円オーヴァーだ。高いものである事だよなぁ。
そして夜になってから、「スター・ウォーズ EP3 シスの復讐」を見に行く。20時50分からだが、メンズ・ディなので1,000円でみられたのはラッキー。
今回の映画は、少なくともEP1とEP2でのがっかり感は少なくなった。まあ映画としてはうまくまとまっているというところだろう。さすがにルーカスも反省したのかもしれない、と良くとっておこう。本当は旧三部作との繋がりで見慣れたシーンが想像出来るように作ってあるから、なんとく親しみが持てるだけなのだとは思うが。
しかしダース・ベーダーがダーク・サイドに堕ちる動機というか過程というか、いずれその辺が弱いと思うのだが、あれで皆納得しているのだろうか。私は全然納得できなかった。 単にアナキン・スカイウォーカーの精神面が未熟すぎた、というだけの事ではないのか? あんなに単純に寝返っては、普通の人間が新興宗教にひっかかるのと同じではないか。愛する人を守るためだというなら、もっとその辺の葛藤描写が上手くないと、本当にただのアホウにしか見えない。
映像的にかなりの進歩があったのは、素直に認めよう。 爆発の表現は、これはほぼ完璧と言ってもいい出来だ。光の表現も素晴らしい。光の表現が素晴らしいので、メカや建物の質感は素晴らしいものがある。ほとんどミニチュアの世界と同じだ(これは誉めているのである)。 ただし噂のヨーダの皮膚の表現はまだまだである。「帝国の逆襲」におけるマペットを全然凌駕していない。見るからにCGI然としているではないか。これはがっかりである。
ライト・セイバーのチャンバラ・シーンは、やはり刀という物をあまり良く知らない連中が作っただけあって、チャンバラにすらなっていないシーンが多々あった。この辺は残念だが仕方がない。 いずれにせよ、EP1とEP2がこのレベルで作られていれば、少なくとも新三部作も映画の歴史に残る作品になっただろうに、残念である。新三部作で映画として再見に耐えるのは今回のEP3だけなのだが、それにしても数回見れば飽きるだろう事は容易に想像がつく程度のレベルだ。
そしてこの暗さを出してしまっては、ますます旧三部作の「ジェダイの復讐」(現在の正式名は「ジェダイの帰還」だが)の能天気な明るさは、鼻についてしまう。
ただ、今回初めてファンになった人たちというのは、旧三部作をみてどう思うのだろう。とても興味がある。 エピソード順で言えば、私のように4、5、6、1、2、3と見た人と、1、2、3、4、5、6と見た人では、イメージがかなり異なるのではないだろうか。実際、ルーカスは製作者としてどう考えていたのだろうか。それとも何も考えていなかったのだろうか。その辺もとても気になるところである。
ま、今回の作品は料金を払ったのに見合う程度には娯楽を提供してくれたと言える。そういう意味では娯楽大作だったのだろう。
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