どんぐり1号のときどき日記
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新聞で知ったが、岡部冬彦氏が16日に亡くなったそうだ。 一般的には「アッちゃん」や「ベビー・ギャング」で知られた人だし、「きかんしゃやえもん」の作者である。 この「アッちゃん」なんかはリアル・タイムで読んでいたが、「きかんしゃやえもん」の作者だったとは知らなかった。迂闊である。まあ当時は、トーマスもどきと考えていたので、全然興味はなかったので仕方がない。やはりこの人のは「アッちゃん」が好きである。
でも一般的でない人には、軍事評論家の岡部いさく氏(岡部ださくというPNも持っている)の父であるとか、漫画家のおかべりか氏の父親だとか、イラストレイターの水玉螢之丞氏の父親だとか言う方が判りやすいかもしれない(蛇足的説明だ)。 凄い家族だが、この四人とも、それぞれが素晴らしい作品を作り出しているところが凄いのである。普通これだけ揃うと一人くらいは平凡な作品しか作れない人がいるものだが、ここは全員が印象に残る仕事をしている。 やはりいい父親だったのだろう。
ところでいさく氏は軍事評論家として、良くフジテレビに出ていた。まあこういう評論家がテレビに呼ばれる事というのもそう多くはないと思うのだが、普段は何をしているのだろう。 NHK御用達の江畑謙介氏ほどになれば(奥さんも軍事に興味があり、手伝いをしているらしい)、その著書だけでも膨大な数になるし、講演会もそれなりに開催されてなんとか食べていけるだろう。あるいは「航空ジャーナル」編集長だった中村浩美氏のように、突然料理研究家という肩書きでテレビに出たりする人もいるだろう。 そんな中いさく氏は、ほとんどこれだけで生活しているのではないだろうか。もしそうならなかなか大したものだと感心してしまう。
しかしここ数ヶ月はあまりに忙しくて、新聞を読む暇すらない時もあったが、これでは訃報なんかもかなり見落としていた可能性がある。これはなかなかゆゆしき事態である事だよなぁ。
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