鳩親のムスメ
 たえ



 
コトバの先生というお仕事


日曜日はひたすらサニデばかりかけて
雨の中をドライビン。4枚目が一番シックリと響いた。


さて。我が口を酸っぱく繰り返してる
「コトバの先生」ていうお仕事について
我が知る限りの本当に僅かなことですが。

正式名称は「言語治療士」と言います。
例えば先天的に言葉を発する部位に異常があったり
(咽喉の作りの異常や、会話を司る脳神経部位の異常など)
言葉を習得するのが通常より遅れがあったり
(どもりや発達遅滞など)
後天的に事故や病気で言語障害が残ったり・・・。

そういう方々に対して、
生活に必要な言葉を取り戻すために
一緒に訓練し、学び、時には遊び、何よりたくさんお話をして。
お喋りのサポートするお仕事・・・というのが我の認識。
お喋りだけじゃなく、意思伝達にまつわるほとんどのことに
関わるのではないかと。


・・・思えば無謀なチャレンジだわ(爆)。
だって。とある本にこんな風に書かれてあったのです。
「STはコミュニケーションの達人でなくてはならない」
(ST=言語治療士@英語名=speech therapist)

・・・え?て思いました。
今や五体満足で暮らす若者のほとんどは、
コミュニケーション不全で悩んでるんじゃないでしょうか?
ワタシなんざ正に不全まっただ中ですよ?
「お前ST失格!」て言われてるようなものです。ハヒン。
「達人〜」というコトバ。確かにそれが理想だ、と思う。
ただ現実とはかなり離れた物言いだと感じた。


・・・閑話休題。
適正があるかどうか、大いに不安な我ですが。少なくとも。
あれこれコトバを繋ぎ合わせて。
「うんうん」「そうだよね」と言ってもらえた時。
「解ってくれた」と感じた時。
とてもココロが豊かになっていくあの感じは知っている。
「解ってあげられた」と感じた時。
とても頼もしい気持ちになるのも知っている。
そういう場面に立ち会うのは、大変で苦労も沢山だろうけど
反面とても励みになることだと思うのです。
生活していく中で。

おそらく今のままののワタシなら。
あれこれとコトバを繋げて
聴いてあげられることしかできない。
本当にそれだけしかできない。
「達人」なんて求めないでください。
そんなコトバを求められたら、
いくら強い(ていうより鈍い)ワタシでも潰れてしまう。

しかし。
ヒトは少しずつ衰えてゆくものですが、
同時に少しずつ成熟してゆくものです。
その成熟を信じて伝え合おうと奮闘する。
そんな奴がいてもいいのではないでしょうか?


You May Say I'm a Dreamer?

But I'm Not the Only One.


フヘ。
語っちまいました。
そんなこんなの「チャレンジ」です。
よろしゅう。


2002年09月17日(火)
first new 電信


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