GRAPEVINE tour2021@恵比寿ガーデンホール

2021年09月19日(日)
こないだ見たばっかやんけと言いつつ恵比寿に向かってる
というリーダーのツイートを見て笑った。
やっぱりファンじゃないか。

私はというと、昼に歯医者へ行って経過を見てもらい
順調なようで安心して休日の都会をうろうろ
久しぶりの青空に、人出もそこそこ。
ずっと雨や曇りばっかりだった
さすが晴れバンド、の、デビュー日だ。

結局行きたいとこも買いたいものもなくて
つるりと恵比寿に辿りついてしまった。
今日は17時開演だから早いんだ。

ガーデンホールは二度目かな
前半分くらいは平坦なフロアに椅子を並べてあって
後ろは階段状に座席が配置されている
まだ後ろ半分には座ったことがないけど
傾斜になってる方が見やすそうでいいなあ

時間になって、パッと客電が落ちたすぐあと
ステージが明るくなって、メンバーが出てくる。

いつも通りの滑り出し
序盤にベースがうねる曲がくると、
下からグッと持ち上がる気持ち
メンバーは平静な顔をしているけど
タナカさんだけは客席を見渡しながら少し笑って
いつものように袖をぐいっと捲りながら歌う。

最初のMCで、今日でGRAPEVINEは24歳になりました、と。
24周年ではなくて24歳と表現すると
なんか若く感じるマジック。
今日も最後までよろしくー
ってタナカさんが言ってる後ろで
高野さんが小さく拍手してるのが目に入って悶えた。

のびのびと楽しそうに演奏する一方
静かな震えがぞくぞくするような曲では空気が変わる。

亀ちゃんのドラムの音の切れ味っていうか
私、音楽的なことは何も知識がないし語れないんだけど
シュパ!って感じの音に磨きがかかってる気がする
刃、研ぎました?ていう感じ。シュパ!タン!て
ときどき、シュパっと背筋が伸びた。
曲の振り幅は、もともと大きい方だと思うけど
より一層メリハリというか
空気の温度の違いが出ているような気がした。

セットリスト中盤に一番濃い時間を持ってきて
夜が明けていくような経過を辿る
デビュー日の覚醒は、なんともないように見せて
やっぱりちゃんと入れ込んでくるところもにくい。
KOL、今日は西川さん側だったから、
やりまっせはいはい行きまっせ
と揚々と出てくるところを拝めて有難かったし
金戸さんの煽りもすぐ来ると身構えていたから
渋谷のときみたいに心臓踏まれたみたいな声出さずに済んだ。
かっこよかったー

シメのGiftedは、別皿みたいなね
これ本日のシメにしてメインディッシュみたいなね
いまのバンドが持ってる世界観のおいしいところを
一皿でいただく贅沢で濃い一曲だった。
最後に照明のレーザーに包まれて消えるような演出も
おしゃれでした。

あとななはひゃくさんじゅうまん曲あるので
と言ってたので、アンコール。

4月の野音がDVDになるという告知
金戸さんがポスターを掲げてまるでいいとも青年隊
自分で丸めて持ってきて、帰る時も自分で持ち帰ったんだよ。
なにをさせてるんですか?

次の約束はないけれど、告知することあったーアッター
と、はしゃぐタナカさん。
まあ24歳だからしかたないか。たのしいお年頃だから。

Esq.も久しぶりで、全然曲名が思い出せませんでしたけど
アクアグリーンみたいな照明がおしゃれだった
タナカさんのギターと同じ色になって溶けてるみたいで。

お別れはArma
やっぱり。この曲は、未来で、希望のうた。
すべてを受け止め、希望を抱いた、未来に寄り添う歌
バンドのパブリックイメージとかけ離れたように見えて
でもこれこそが、バインの持ってる良さ、強さだ
と私は思ってる。

規制退場、今日はすぐに出れた。
またお土産に缶チューハイくれた。なんなのこれ。
スポンサーついたの?ごちそうさまです。
次の約束はないけれど
また会おう。
また晴れた空の下で。

1.阿
2.冥王星
3.Afterwards
4.吹曝しのシェヴィ
5.目覚ましはいつも鳴りやまない
6.COME ON
7.居眠り
8.最期にして至上の時
9.lamb
10.josh
11.ぬばたま
12.CORE
13.ねずみ浄土
14.リヴァイアサン
15.覚醒
16.さみだれ
17.KOL
18.Alright
19.光について
20.Gifted

E1.すべてのありふれた光
E2.Esq.
E3.Arma



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