SHINJUKU SPOKEN WORDS SLAM

2003年12月19日(金)
午前中に起きて、学校へ行く。
今年最後の授業。
少しうつらうつらしながら、いつもと変わりない。

一旦家に帰って、ご飯食べて風呂入って。
新宿へ向かう。
日曜日に観に行く舞台のチケットを友達から受け取る。
久しぶりの阿佐ヶ谷スパイダース、楽しみだ。

19時。今度はまた別の友人と会う。
少しかしこまった話。
なにかずっと言い忘れたことがあるような気がする。
もやもや。

そしてまだ新宿にいる。
まんが喫茶。ネット席。暑い。
これを書き終わったら席を移動したい。
なんでこんなとこで時間をつぶしているのかと言えば。
今日はオールナイトイベントというものに行くのだ。
はじめてのオールナイト。
正直、寝てしまうのではないかと不安。
もちろん、楽しみでもあるけれど。
レポあした書きますよ。ここに追記すると思う。

「大学生活、あなたは何をしてきましたか?」
これから先、この質問に何回も答えるんだろうな。
なんて答えようか考えると
「そんな一言でなんて言えない」
大きなことも小さなことも、どれも私の「生活」だ。
毎日綴ったって、書くことなくならないんだから。
まだまだこれから、いろいろやるんだから。

***

ハイ。
翌日よりだいぶ経ってますけど。
レポいきます。

イベントの名はSHINJUKU SPOKEN WORDS SLAM
略してSSWSです。場所は新宿MARZ。
詳しくは公式サイトを見てもらえればわかりやすいですが。
ラッパーや詩人の、言葉と言葉のトーナメント戦。
(ちなみに昨夜の出場者はまだサイトにアップされてません)

そう。今日は音楽のライブじゃなくて言葉のライブ。
詩人であるちょりが京都から出場しにやってきたので
社会勉強も兼ねて観に行きました。
異常に寒い新宿の街の中、ちょりとミズちゃんと一緒に会場に行く。
MARZには初めて行ったけどなかなか良いハコでした。
照明がギラギラと光り、DJの音がガンガン響いている。
お客さんもラッパー風情から詩人風情から
まぁ、私のような普通ぅ〜な感じから。
真ん中あたりのテーブルについて開演を待つ。

出場者、16人も全部名前憶えてないので割愛。
印象に残ったとこだけ、書き出していこうと思う。

いや〜、本当にいろんな人がいるもので。
ラッパーひとつとっても、
ちゃんと1曲の流れで構成してある人や
音にノリながら言葉を刻み続ける人
(フリースタイルって言うの?)やら。
ラッパーはグループの人が多かったな。
2MCとか楽器がいたり。
詩人のスタイルも、絶叫したり囁いたり
芝居のようだったり…さまざま。

やたら腰の低いラッパー2人組には笑った。
全然覚えてなくてメモを見ながら、ものすごくぎこちない。
ほとんどコントを見ているような気分で。
そしてその2人組の片割れの弟だという15歳の少年にも驚いた。
なんか子供みたいな子がいるな〜とは思ってたけど
まさか15歳の中学生だとはね。彼はぼやき系な感じで
「マジさっきの兄ちゃん恥ずかしくってしょうがねーっす」
みたいな。
世の中、知らないとこですごいことは起きているものですよ。
15歳がこんな時間に何をしとるのだ!と。

音楽のライブとなにが違うかっていうと。
やっぱり「言葉」の戦いだから「言葉」に集中してしまう。
だから、一回終わるごとに「はぁ〜」って息を抜く感じ。
皆それぞれの個性があって、それをぶつけてくる。
優勝したミキさんは、その個性がやっぱり光ってたと思う。
審査員のだれかも言っていたけど
自分の声の特徴を活かした言葉のつかい方とパフォーマンスで。
短時間でいかに自分の個性を出すか!
ってことが体現できていたんだと思う。
そういうとこは、音楽のライブでも一緒なとこですかねぇ。

終わったらもう外は夜が明け始めていて。
一緒に行った、ちょりとミズちゃんは2人とも
今回のイベントから何かしらの発奮材料っていうんですかね
影響を受けたみたいで。
私も、思ってたよりもかなりおもしろかったので
行って良かったと思う。
イベントに行って、「私も詩を書こう!」っていうんじゃなくても
私も自分のことがんばらなくちゃな〜。
世の中知らない世界もいっぱいあるもんなんだな〜。
っていう影響はたくさん受けた。
あんなに、年齢性別職業も違う人たちが集まっているんだもの。
詩を書いたりラップをやったりする人だけが楽しむ場
っていうのではないと思う。
言葉は誰でもつかうんだから、
誰でも楽しめるものに発展していけるんじゃないかなぁ
と思うのです。




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