我思う、故に…。

2002年02月18日(月)
この日記の名前を見て「おっ」と思い、読んでくれた人がいるかと思う。
その「おっ」は、おそらく的を得ている。
[discord] はGRAPEVINEの曲から拝借した名前だ。

『discord』は昨年の6月に発売された。
3ヶ月連続リリースの1発目であり、リーダー・西原誠の休養後の1発目でもあった。
サポートメンバーを迎えるも、GRAPEVINEは3人体制となっての活動。
その第1作目が『discord』(=不協和音)とは。
「これだからこの人達は…」
と、正直「やられた感」で一杯にさせられたのを今もよく憶えている。

リーダーが患っていた腕の治療に専念するとして休養に入ったのが4月。
手術をして、なんとかベースを弾けるぐらいの状態にはなったという情報が入ったのが12月。
最近のインタビュー等からは「今年中には4人で…」なんていう言葉も聞かれるようになってきた。
リーダー復帰の話題になると必ず田中さんの口から発せられる言葉がある。

「復帰するからといって、それを感動話にはしたくない」
「復帰記念ライブで、帰ってきたー!どぉーん!とか絶対にしない。いたって普通にする。休んだことも、戻ってくることも当たり前のことだから」

この発言を聞く度に私の中で納得しきれない想いが湧き上がる。

確かに、彼の言うことは間違ってはいないけれど。
リーダーの腕が悪くなったのは以前からの事で、私達ですらいずれは休養をとるだろうと予測していたけれど。

リーダーの休養も、復帰も、全部普通のこと?
GRAPEVINEが4人でステージに立つという、あんなに当たり前のことすら出来なかったのに?

昨年のツアーで得たものはたくさんあったと思う。
私は音楽の技術的なことは全然詳しくないけれど。
きっと。いつもとは違う環境で、新しいサウンドを創り出して。
リーダーが戻って来たら、また以前とは違った響きが生まれてくるんではないかという期待すら持たせてくれた。

だからこそ、普通のことだなんて言って欲しくない。
「当たり前のことやから」で済ませて欲しくない。
3人での活動には大きな意味があったのだから。

とは言えど、私だって感動ヒストリーにしたいわけじゃない。
ライブで「西原誠、帰ってきたぜー!」とかされるのは気持ち悪いし、勘弁して欲しい。
ただ、あの発言は少し気になるだけ。
やっぱり、リーダーには早く戻ってきて欲しいし。(←結局それが本音か?)

こんなふうに、いつもなんやかんや考えてしまう。
「これだからこの人達は…」
なんて嘯きながら笑みが零れてしまうのは…私の弱さか。





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