新知庵亭日乗
荷風翁に倣い日々の想いを正直に・・・

2002年10月19日(土) 伊勢湾台風��

Shinchanは溝に落ちてブクブクしているうちに、訳が解らなくなりました。お母さんは荷物も放り投げて、川のように流れる道を走ってShinchanをしっかり捕まえました。
「Shinchan! Shinchan!どうしよう、どうしよう」
そしたらペスも心配して泳いで戻ってきました、さっきリヤカーに荷物と子供を乗っけて引っ張っていた人も今は見えません。
 Shinchanの顔を叩いたり、口で息を吹き込んでも、目覚めません。お母さんは走りました、こけそうにになりながら、ペスも必死で泳いでついてきます。

 


車名ダイハツ ミゼット モデル名DKA 会社名 ダイハツ工業株式会社









 するとバタバタバシャバシャ、後ろから水を両側に飛ばしながら、ミゼットに乗った酒屋のおじさんがやって来ました。
「奥さんはよー乗りなはれ、病院まで行きまひョ、ワン公は旦那はんの学校に届けますワ」
「すみません、お願いします」








・・・あれーここは?・・・Shinchanはどういう訳か解りませんが、白い服を着た病院の先生が太い注射をShinchanに刺しているのを見ています、看護婦さんはShinchanに管のあるマスクを被せています。
 「奥さん、呼吸は戻りましたので大丈夫ですが、急性肺炎を併発しています、全ての処置はしました、後は息子さんの体力、気力です、今晩がヤマです。」

 外は益々風と雨が強くなり、病院の蛍光灯も点いたり消えたりしました。お母さんはずーと側にいます、Shinchanは・・・大丈夫ここ・・・と言いたいのですが、フワフワしていてお母さんの側になかなか行けません。

「Shinchan、Shinchan、あんたは絶対大丈夫、死んだりせーへんよ、お母さんはねー知ってるの」と手を取って話しかけています。
「・・・・」
 すると又綺麗な光の玉がやってきました、そして目が眩み、眠たくなりました。




「・・・ペシュ・・・ペシュ・・・」
お母さんはボタンを押して看護婦さんに連絡しました。
「よかったわねー僕、熱も引いてきたよ」

 Shinどん・・・Shinどん、よかよか、そいでんよか・・・又会いもうそ・・・


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