新知庵亭日乗
荷風翁に倣い日々の想いを正直に・・・

2002年09月15日(日) レオポン君




 Shinchanの自閉症は、ご飯やおしっこも忘れて、ずっと一つの事をやり続けるという病気でした。
 お父さんお母さんの話は解るのですが、自分では言葉にしてしゃべれないのです。玩具のライオンさんキリンさんに夢中になっている時「ご飯ですよ」と言われてもShinchanには聞こえないのです。
 阪神パークという動物園にはよく連れていってもらいました、その動物園にはライオンさんのお母さん、ヒョウさんのお父さんから生まれたレオポンという動物がいました。レオポン君は顔がライオンさんなのに身体にはヒョウさんの丸い斑点がありました、だからShinchanは玩具のキリンさんはレオポン君もお友達なのだと思いました、玩具のライオンさんに絵の具で斑点を描いてレオポン君になってもらいました。
・・・いつかレオポン君も首がながーくなってキリンさんと遊ぼね・・・
 寝る時もお布団にはレオポン君とキリンさんと一緒でした。


武弘自然生態博物館より
http://www.chowchow.gr.jp/inova/seitai/seitai.html








 お父さんはそんなShinchanを見ていて、大学の偉い先生の進めもあって、ワンちゃんを飼うことにしました。
 ある時お家でShinchanが一人でお絵描きしてた時、お父さんの勤める小学校の用務員のおじさんが、白い子犬を持ってきてくれました、おじさんは「名前はペスちゅうんや、Shin坊より赤ちゃんやからカワイカワイせなあかんよ」と言って帰っていきました。ペスはピチャピチャ牛乳を舐めていました。
 
Shinchanはペスをレオポン君とキリンさんのお友達になってもらおうと思い、ペスの身体に絵の具で丸い斑点を描きました。ペスがお家に来た時お母さんは留守をしていたので「変わった犬やねー、変な色、どこか病気やないの?」お父さんも知らなかったので「皮膚病かな?」って言っていました。
・・・犬やないねんレオポンちゃんのペスや・・・
「Shinchanこの犬の名前はなんちゅうの?」
・・・「ペシュ」・・・
「え!もう一ぺん言うて」・・・「ペシュ」・・・
「お父さん!お父さん!この子・・・しゃべった」
お父さんもお母さんも泣いていました、Shinchanも何故だか嬉しい気持ちになりました。


 


 < 過去  INDEX  未来 >


Shinchandazo [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加