(昨日の続き) ふらりと立ち寄った店でやったくじ引きで2等を出してしまい、びっくりして呆けて、あげくに断ったという話。 お兄さんは本気で驚いていた。 店員(以下店)「いいの?ほんとうにいいの?結構高いもんだよコレ」 私「はぁ。でもお金かかるなら…」 店「これからはCDとか買わなくてすむんだよ?」 私「…それでも月額5千円も買わないですから」 ガンとして断る私(しかもテンション低い)に諦めたお兄さんは世間話をはじめた。 店「今いくつなの?」 私「…(いくつだっけ←注:呆けてます)…に、じゅう」 店「二十歳(ハタチ)か! 成人式おめでとうございます!」 私「えっ!?ああ。ありがとうございます。」 思わず差し出された手を握り返してしまった私。 本当は21歳だ、とは、言えなかった。 もうその時点では。 お兄さんは成人式がどうだったのか、さかんに話題をふってくれたけれども、それに答えるたび嘘つくのが後ろめたくって仕方なかったよ。 結局、せっかくだから、と言ってお兄さんは残ってた3等の粗品をくれた。アロマキャンドル。 あぁ、勿体無かったな。 あんなに後ろめたくなかったらきっとイイ出会いだったのに(そっちかい!) もちろん音楽チューナーも。 そしてこんなところで2等を出してしまった私のくじ運も。 しゃべってる間に記入したアンケート。 生年月日の欄には 昭和58年生まれ(新成人)だとはっきり書いてきた。 もうあの兄ちゃんとは会えないな。
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