Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2004年06月30日(水) 大学のウェブサイト

うちの大学のウェブサイトが変わった。驚いたのは、HTMLソースの検証をした結果、妥当なHTMLと判定されたことだ。前はぐちゃぐちゃだったのに信じられないことだ。どうやら、意識して直したようだ。ただ、その精神まで理解していないということは、レイアウトにテーブルを使っていることから容易に分かる。知っている人にとっては常識だが、HTMLの要素にはそれぞれ意味があって、意味にそった使い方をすることでアクセシビリティを高めている。つまり、さまざまな障害者や携帯電話などの制限されたインタフェースを使う人に対しても、内容が問題なく伝わるようにしているのだ。そのためには、テーブルタグは表に使わなければならない。HTMLにレイアウトに関する要素はないので、レイアウトを行いたければCSSを用いるしかないのだ。

…ここのところ、この話がやたら多いなあ。これしか書くことがないのだろうか。まあ、驚いたってだけで、それ以上、何か言いたいことがあるわけではないのだが。妥当なHTMLの割には重いし…。ちなみに、これはトップページだけで、中のほうに入っていくと、ドキュメントタイプの宣言もしていないHTMLが多く見られる。HTMLには種類がいろいろあって、そのどれを使っているかを明示しなければならないのだ。ちなみに、一般によく使われているのはHTML 4.01 Transitionalというものだ。「過渡期の」という意味のとおり、厳密なHTMLまでのつなぎとして考えられたものだ。その文法規則について記述している文書型定義(DTD)のファイル名がloose.dtdという名前であるところから分かるように、HTML 4.01 TransitionalのHTMLはゆるめの定義になっている。本来ならばHTMLには許されないはずの記述も割と許容されているのだ。しかし、現状ではこのゆるいHTML 4.01 Transitionalすら普及していないのだ。まあ、どうだっていいような気もするのだが。


 < 過去  目次  未来 >


Seak [MAIL]

My追加