Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2002年09月11日(水) 思考停止

2002/9/11 12:44
今日は、同時多発テロがあった日。
なんでもいいが、みんなどうして「犠牲者の冥福を祈る」の一言が言えないのだろう。
やはり犠牲者の命よりも、アメリカの国益や、テロの撲滅のほうが重要なのだろうか。
きっとそうなのだろう。まあ、仕方のないことだ。

僕は、認知情報処理という講義のノートが、かなりの部分欠けている。
だから、彼女に頼んでそのノートを貸してもらった。
そのとき、ついでに実験のレポートを手伝ったのだが、それで改めて感じた。
…僕は、彼女と話すとき、明らかに思考が停止している。
何をそんなに緊張しているのだろう?

思考が停止した状態でも、別に話しくらいはできる。
ただ、レポートとなると非常に難しい。
考察の組み立てというのがまったくできない。
普段からその傾向はあるのだが、
思考が一歩進んだ瞬間、それまで考えていたことをすべて忘れてしまう。
困った事だ…。

ずっと違和感を感じていたのは、そのせいかもしれない。
いくら話しをしても彼女を理解できないと感じるのは、
理解しようとする思考が停止しているからなのかもしれない。

まあ、とりあえず勉強をしなければ。

2002/9/11 12:52

2002/9/11 23:18
やはり、大学よりも自宅のPCの方がいい。
多少動作は不安定でも、落ち着ける。

などと言っていたら、落ちた。
まあ、仕方のないことだ。

ところで、遺伝の本を読んでいて、当然ではあるが、おもしろいことに気づいた。
人間にとって好ましくない遺伝子のことだ。
遺伝子病と呼ばれる病気を引き起こす遺伝子なのだが、
これらの遺伝子は一般に、ほとんどすべてが劣性なのだ。
解説の必要はないと思うが、
遺伝子を格納する染色体は22対と2本の性染色体からなる。
このうち、22対の染色体と女性は、
同じ遺伝子を2つずつ持つことになる。
だが、同じ遺伝子と言っても、違う人間から由来している以上、
わずかではあるが、異なる点は確実に存在する。
そのとき、どちらが優先して現れるか、ということを示すのが、
優性、劣性という表現だ。
相対的に他の遺伝子より発現しやすいものを優性、
そうでないものを劣性の遺伝子と呼ぶ。

簡単に考えれば、優性の方が幅を利かせそうだ。
だが、世の中はそれほど単純ではない。
遺伝病なんてやっかいなものを持った人間は、
当然、相対的に死にやすくなるし、子孫を残す比率も低い。
劣性であれば、遺伝子を持っていても現れにくいのだから、
ずっと後の世まで残っていくことになる。

なぜこんなコトを考えるのかと言えば、
僕も遺伝病の素養を持っている可能性があるからだ。
と言っても、遺伝子が原因となって起こるはっきりとした遺伝病ではない。
先日書いた、ASD、心房中隔欠損だ。
それも、この病気は先天性の病気だ。
産まれてくる子供の心臓に穴が開いているなんて、
若い夫婦を絶望させるには十分だ。

今日、心理学の教官が、おもしろいことを言っていた。
大学で扱う程度の心理学の知識ならだいたいあるのだが、
それはそれとして、改めて言われるとなかなか印象に残る。
それは、刺激のない世界、だ。

人間の精神に影響を及ぼす、
あらゆるストレスを排除した世界、というのを作り出すことができる。
すべての刺激を徹底的に排除すればいいのだ。
人間の五感を刺激する要素、光、音、振動、臭い、味。
それらを、排除するか、できなければできる限り単調にする。
このようにすれば、ストレスは最小限で収まる。
しかし、人間はそのような世界では生きていけない。
3日ほどで幻覚を見るようになるらしい。

2日連続であまり寝ていないため、睡眠の欲求を感じる。
そろそろ寝るべきと考えられる。

2002/9/11 1:05


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