Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2002年04月16日(火) 幸福と不安

幸福と不安は裏返しだ。
不幸であれば不安にはならない。
幸福だから、あるいは幸福を知っているから不安になる。
…別にだからどうしたというわけではないが、
たまにはそういうことも書いてみたい気分になるのだ。
弟が好きな曲、すなわち、僕が嫌いな曲をかけているから、
無理にでも集中しよう、としてこんなことを書いている、というのもある。

が、どうやら無駄な努力だったようだ。
集中できないものは集中できないものとして、
素直にあきらめよう。

今日は、二限から講義を受けた。
しかし、弟に頼まれてWinMXなんぞをやっていた頭では
もはやなんの講義を受けたのかなんて
思い出すのは至難の業だ…。
そうだ。施設計画だ。
物流に関する復習をしたはずだ。

…焦ってばかりでキーを叩く手が全然進まない。
明日は早く起きなければならないから、
当然、早く寝なければいけないのだ。
なぜWinMXなんてやっていたのだ…。
弟なんか無視してとっとと寝ればよかった。

昼は、ちょっと遠出をして、
門前仲町のラーメン屋に行った。
結果は失敗だった。
それほどまずくはないが、あの程度であれば学食で食べた方が
コストパフォーマンスが高い。
そのとき、友達が塩ラーメンを頼んだのに
隣の人と間違えられてしょうゆラーメンを食べていた。
おかげでタダにしてもらったようだ。
タダほど高いものはない…のか?

三限目は、講義を取っていない。
友達と適当にネットサーフィンをして過ごした。
小説を書こうと思ってLibrettoを持っていったが、
結局使わなかった。
来週は使うだろうか。

四限目は…なんだったか。
そうだ。流通費用効果分析だ。
もはや、特に書くことはないだろうか…。
本来はあるはずなのだが、
なぜか焦ってしまって書くべきことがまとまらない。
睡眠時間が刻一刻と失われていくことで
焦ってしまっているのだろうか。
10分や20分、たいして変わりはしないと思うのだが、
感情というのはそんな簡単には割り切れないものなのかも知れない。

五限目は、最適化数学を受けた。
半期を使って、ひたすら最適化問題を解くという、
なかなか変わった講義だ。
なぜそんなことをするのかと言えば、
これは僕の推測なのだが、流通において最適化は
きわめて重要な問題解決の手法であるからであると考えられる。
そもそも、流通の研究そのものが、
最適化を目的としていると言って間違いない。
流通は、できるだけ少ない方がいいが、なくすことはできない。

そのあとは、家庭教師をやった。
ちゃんと2時間、キッチリ授業をやったが、
自己満足で終わった可能性が高い。
僕ばかりしゃべっていて、生徒がろくに問題を解いていないからだ。
それは分かっているのだが、
かと言って生徒に問題を解かせようにも、
問題に取り組む動機がまったくない以上、僕にはどうしようもない。
それを無理にやらせるのは、たとえ生徒がいいと思っていたとしても、
僕は嫌だ。そういう手法は非常に不愉快に感じる。

今日は、朝の電車で
先日書いた編入生と会って、
そのまま一緒に大学まで行った。
すると、大学の構内にいた友人から、
「お前が女と一緒に歩いてくるなんて…!」とか、
「槍が降るぞ、防護服を準備しろ!」とか、
「雪が降るぞ、バイクどうする?」とか、
みんなに言われたのには参った。
バイクは僕には関係ないのだが…。
まあ、考えてみれば、確かにそういうことは
初めてだったような気がするが…。
…何とも悲しい大学生活だ。
まあ、それが目的で大学に行っているわけではないのだから
それはそれで構わないとは思うのだが。

これで、書きたかったことはすべてだろうか…。
だいたい、これだけ書けばある程度達成感があるのだが。

ああ、そうだ。
今日は、先輩からCDを借りるはずだった。
しかし、借りるのは結局帰りになってしまった。
すっかり忘れていたのだ。
…駅から家に帰るまで、書こう書こうと思っていたのに、
いざこうして文章にしてみると
まったく書く必要性を感じないのはなぜなのだろうか。

編入生にも、いろいろと困っているかと思って
あれこれ話しかけてみたが、
考えてみれば、相手ももう二十歳である。
僕の世話など不要だろう。
知人に編入をしたことがある人がいて、
それで気になっていたのだが、
考えてみれば自分のことをもっと考えるべき時期に来ている。
当然身につけるべき技術、知識をまったく身につけていないことに
もっと危機感を覚えるべきなのだ。

漠然とした不安を感じる理由…。
ようやくそれが分かった。
それが、文頭に書いたこと、つまり、
幸福であるからこそ不安を感じる、ということだ。
普遍的な心理であるかどうかはまったく分からない。
ただ、僕にとってはそうだ、ということだ。
恵まれた環境、有り余るほどの時間。
これらが、僕を不安にさせるのだ。
将来の保証がないために…。


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