++ 記憶の中へ
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■ 朝の理由(ワケ) 2004年03月02日(火)
 今朝もランドセルを背負わせたら石になった。
 機嫌よくテレビを見ていたので、この勢いで今日はOKかなと期待していたのにまるで薪を背負って座っている二宮金次郎の石像ように動かない。

 励ましても叱っても石のままなので、脇をかかえてひきずってリビングを出て、廊下もひきずり玄関のたたきの前に置く。

 「靴はいて、一人で行きなさい」(怒)

 ランドセルを背負った石は何も言わない。動かない。靴を履かせるとのろのろと立ち上がった。ドアを開けてやるとゆっくりと出て行った。時間を見計らって私も出ていくと、エレベーターの前に薪を背負った二宮金次郎…じゃない海渡がいた。前をおさえてもじもじしている。

 「戻って、トイレに行きなさい」(怒)

 その後は、ウソのように上機嫌で登校した。ああ、疲れる・・・・。
 学校から戻って、おやつの時間に海渡に聞いてみた。

 「海ちゃんはどうして朝、動かないの?」

 おやつを食べていた手を一瞬止めて、海渡はちょっと考えてからテレビの方へ向いてしまった。しらばっくれるつもりだ。膝の上に乗せ、ほっぺをくっつけてチュッして、もう一度聞いてみた。一瞬動かなくなったと思ったら突然「あははは」と大笑い。今度はごまかすつもり。

 「眠たかったの? 抱っこして欲しかったの?」

 海渡はさらに笑っている、というか楽しんでいるみたいだ。

 「学校面白い?」
 「うん!」
 「じゃあ、どうして朝動かないの? おんぶしてほしいの? 眠いの?」
 「おんぶ」
 「おんぶしてほしかったの?」
 「うん」
 「・・・・」

 30キロの1年生がおんぶ???
 ああ、もう! 一気に脱力。

 海渡、もうすぐ2年生なんだよ(泣)
 新1年生が来るんだよ〜(泣)





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