夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2016年03月03日(木) Wandering Spirit

一日が終わる頃
その男はやってくる
酒場の隅のあの場所が
彼の指定席

ギタ一を手に取って
爪弾けばあふれくる
痛みも悲しみもカクテルにして
ぐっと飲み干してく

酔いしれて飲みつぶれて
静かな寝息を立てる
どんな夢を見てるのか
何かつぶやいてる

傷ついたギターとともに
さまよえる魂よ
疲れたその身を横たえて
今はただお休み

何もかもが空回り
それでももがき続けて
答えを探して旅の空
ギター抱えて

報われない日々にも
喜びはあるはずさ
夢は荒れ野を駆けめぐり
道は続いていく


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夏撃波 [MAIL]