夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2005年09月04日(日) 劇作家大会

 9月1日から4日にかけて、長久手町文化の家において「日本劇作家大会」が開催され、日本を代表する劇作家・演劇人も数多く参加。また、メインイベントとして、観客投票型短編劇コンテスト「劇王�掘廚盂�かれた。
 私は、本日のイベントのなかから、鐘下辰男氏の「戯曲セミナー」、「劇王�掘廖粉儼燹�投票)に参加した。
 「戯曲セミナー」のなかで、鐘下氏はまず「そもそも戯曲の書き方などというものはない」「あるいは、『戯曲の書き方』講座などで教えられるような方法のようなものは、実はさほど重要なものではない」と切り出した。そして、「ストーリー展開をどんなに一生懸命考えたところで、人間に対する洞察が欠落していたのなら、それはいい戯曲とは言えない」と語り、「人間への洞察力を磨くことが何より大切」と強調していた。2時間のセミナーだったが、面白い話が聴けたと感じた。
 セミナー終了後は、会場内の演劇関連書籍&古本コーナーをじっくりと見て回り、十数冊を購入。

 午後3時から「劇王�掘弖莨,裡敢酩覆魎儼燹�エントリーしたのは、昨年度の劇王・品川浩幸(愛知)『三日月ビュー』と、予選通過の3組、キムスミ(韓国)『毎日死ぬ練習をしている』、くらもちひろゆき(岩手)『こんなのあったか?』、平塚直隆(愛知)『てんむすめ、』。
 各20分の短編劇を4本観るという経験は初めてだった。私には、キムスミ作品以外はつまらなく感じられた(とても刺激的でスリリングな展開を見せてくれたキムスミ作品以外は、ショートコントみたいなセリフのやりとりが随所に見られ、レベルの低さが目についた)。迷うことなくキムスミに投票(おもしろい韓国映画でも観ている感覚だったからね)。その時点で「今年の劇王は、キムスミで決まりだろう」と思っていた。ところが、観客票では、1位の品川が約120票、平塚が約70票、キムスミは約40票にとどまった。「おいおい、観客は一体何を観ているんだ」と思ったが、品川・平塚ともに地元・愛知の演劇人ということで一定の票が入ったのだろうとも思われた。
 一方、ゲスト審査員の評価ではキムスミがダントツの1位、そこでは品川の票は伸びなかった。審査員のひとり、演出家の流山児祥氏は、「韓国の作品に対し、日本の作品のレベルの低さを感じた」とコメントを残した。
 結局は、観客票で多くの支持を得た品川が、僅差でキムスミに逃げ勝ち、劇王の座を防衛した。その結果には大いに不満が残ったが、イベントとしては面白かった。

 というわけで、劇作家大会最終日を最初から最後まで参加。イベントとしては、とてもよかったと思う。


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