夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2004年04月16日(金) 春の祭典in近畿(其の1)

 「H・アール・カオスは凄いゾ〜!」の巻

 宿直勤務を終えた私は、いったん帰宅し、ひと息ついてから大阪に向け出発した。心斎橋にホテルをとり、荷物を置いて、難波周辺を歩く。
 戎橋(グリコのマークが燦然と輝いてる所)のたもとにある「キリンプラザ大阪」にて、H・アール・カオス「春の祭典」公演を観た。2月に東京での公演(「人工楽園」)を観て以来、H・アール・カオスのステージを心待ちにしていた。先に結論を言ってしまうと、今回の公演も期待を裏切らない舞台であった。
 もっと広いホールを想像していたが、定員100名弱の小劇場だった。私は最前列に席をとり、開演を待つ。足元から30�僂曚廟茲話丙耕気靴離好董璽犬澄�こんな間近で観られるとはとても幸せだと思った。
 前半は、トップダンサー・白河直子によるソロ・ダンス。さすがに一つひとつの動きにムダがなく、キレがいい。15分ほどだったろうか、けっこう激しい動きの連続なのだが、匂い立つような濃密な舞台空間を創り出していた。私のすぐ目の前で、足を高く蹴り上げるシーンがあったのだが、カミソリのようなキレの鋭さを感じさせる動きだった。白河がとてもとても大きく見えた。
 休憩を挟んで、後半は「春の祭典」。ストラヴィンスキーの「春の祭典」をバックに、白河をはじめ5人のダンサーがステージ狭しと踊り回る。ダンサーの一挙手一投足から目が離せない。天井から吊り下げられたイスと絡みながらの踊りは動きとして非常に面白く、途中ダンサー自らも宙づりになりながら目にも止まらぬ速さで回転した場面があり、圧巻だった。それと、白河が舞台下手に置かれたバス・タブに沈み、そのすぐ後に髪を振り乱して激しく動くシーンも、「春の祭典」のハイライトと言っていいだろう。
 卓越したダンス・テクニックに加え、濃密な物語性を感じさせる演出が素晴らしかった。その美意識は、「劇団pHー7」のそれによく似ているとも思った。
 そう言えば、「pHー7」の舞踏劇「澱の匂い」も今日が初日のはず。私は、次週に観に行くことにしているが、こちらも素晴らしい舞台になるものと期待している。


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夏撃波 [MAIL]