ひげのお兄さんの日記

2007年11月23日(金) 健康ボクシング

今日は、18年ほど前に私が設立したボクシングジム、
シュガーナックルで、「健康ボクシング大会」に
来賓として行って参りました。
設立した時は、「このままでは県内のボクシングが
ダメになってしまう」との危惧で、学校での部活動としての
ボクシングが、近い将来には持たなくなるだろうと、
中学生や高校生を見ていて強く感じ、また、当時、
社会人の練習環境が無いに等しい状況であった事から、
清水の舞台から飛び降りた気持ちで決心し、
大きな借金をかかえてスタートさせました。
借金を無事に返し、政治家の道を選んだ事から、後輩に
ジムを引き継いでもらう事にし、現在に至っています。
当時危惧した事は、ほぼ的中し、競技スポーツとしては
なかなか選手の育成が厳しいですね。
鍛えれば辞めてしまうし、鍛えなければ強くならないし、
球技などの得点競技と違い、殴り合いの格闘技である
ボクシングは、やるスポーツよりは観るスポーツとしての
方が多く好まれています。
確かに格闘技というやつは、スポーツというものに収めるのが
難しいもので、最近は、得点競技に随分と近づいてきています。
この地方でのボクシングジムの維持は、経営的にも大変で、
会員の獲得には、やはり多様性が求められます。
そこで「健康ボクシング」。
フィットネスである「ボクササイズ」よりはボクシング寄りですが、
相手には当てない、つまり当てられない「痛くないボクシング」。
「当てない」事意外は従来のボクシングと同じ。
「観るボクシング」から一歩「やるボクシング」へ踏み込んだ
もので、50代の方でも怪我無く出来るスタイルです。
何れにしても、ボクシング人口とファンが増えてくれれば、
私のしてきた事も随分と報われる気がします。


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