昨日、友人が死にました。 夕方知り合いの経営する喫茶店でコーヒー飲みながら 話をしてた時に、つけてたテレビから伯備線での 列車事故のニュースがながれ、聞いてると作業員に 死亡者が出た蝕車事故というではないですか。 それから1時間も経たないうちにJRのかつての同僚から 電話が入り、その事故にあった作業員のなかに仲のいい 友人であり、JR時代の先輩である人が含まれているとの連絡。 電話を切ってから、他のJR関係者に連絡をとり、その人が 亡くなった事を確認。 ショックでした。 この人とはJR在職時代からずっと仲良くしてて、今の私の 事でも随分とお世話になってました。 シャイな様であったり、酒飲んで大騒ぎしたりで 楽しかった思い出がいっぱいです。 詳細な事故原因については、明日から本格的に調査すると 思いますが、17年チョット前、私がその事故現場から そう離れてない所で、線路から約5メートル上の 電車線の架線での仕事をしてて、やくも号がきた事に気付き、 間一髪で線路外に飛び降りて命拾いした経験があります。 いま入っている情報では、作業態勢の状況が非常に 似通ってるようです。 尼崎事故から約9ヶ月、その後も様々な事が起きています。 やはり過当競争のなかであっても、間違ってはならない人名の優先順位や 鉄道の使命、守るべき基本は「命」である事を土台とした プロ意識、今までも危険作業や事故はあったわけで、私の死にかけた 経験は、その後はどう活かされて来たのか、機会あれば聞いて見たい。 何かが違ってしまったというか、自浄能力や改善能力が働きにくい 余裕の無さがあるのでしょうか。 私も退職して現場を離れてもう随分となりますし、JR議員団の一人でも あり、不確実な事や間違った事を基にした発言をするわけにはいけませんし、詳細な事実が解明され次第、再発防止策も含めて、労働組合や 会社の方から聞こうと思います。 まずは、非常に残念ではありますが、亡くなられた方たちの ご冥福を心よりお祈りするのみです。 田子さん、先に行って待っててくれ、いま少しこっちで仕事をさせて 欲しい。ガキの頃のお返しに、もう少し社会に恩返ししたいから。 やるべき事をやって、もういいよってなったらまた逢える。 そしたらまた、一緒に酒飲みましょう。 どうかやすらかに。
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