日記日和
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2005年12月21日(水) 時代と共に

昨日は『時代を映す男と女有り様』というテーマの講義を聴いてきました。

講師はいかにも「先生」という雰囲気の(やや年配の)女性。

講義だけだったので、期待した「新しい出会い」とはいきませんでしたが、縄文時代から現代まで男女の姿を時代を追って解説してくれてとても面白い内容でした。



貧富や権力の差がでてきた弥生時代には、すでに衣食住などは女性の働きで支えられていたこと


初の統一国家の大和朝廷の時代に出来た律令法。
唐の律令を倣って作られたそうですが、意外にも(?)唐に比べて女性が優遇されていたようです。

公地公民制では男性の2/3とはいえ女性にも農地が与えられたこと(唐ではなし)。

祖・庸・調の納税義務のうち女性に課されたのは穀物を収める祖だけだったこと。

さらに女性の表現が唐の「母」「妻」「叔母」・・と男性から見た呼称ではなく未婚既婚を問わず「女」と表現されていること。

・・などなど。




大らかな恋愛の万葉時代を経て華やかな平安時代へ。

この時代には教養や才能溢れる女性がたくさんいます。

紫式部、和泉式部、清少納言・・

それから上東門院彰子。

娘である彼女のおかげで藤原道長の栄華もあったんですよね。

自分の能力で出世したり、奔放な恋愛を楽しんだり・・女性が本当に輝いていた時代です。




ただ・・これ以降、時代と共に女性の地位は低くなっていきます。

武士の時代になると時代は完全に男性中心になり、また「売春婦」も登場するようになるのです。

江戸時代には政府公認の売春施設が出来、明治以降もそれは続きます。

戦後には良家の子女を守るという目的のため、占領軍専門の売春もあったし。

日本の政府は「世間の必要悪」との認識で、その時々の危機をまず「売春」で何とかしようとしてきたと言われていました。



戦後になって男女平等が謳われ、少しずつ男女共同参画への動きが進んで今に至っています。


本当にさっとだったのですが、

太古からの話を改めて聞くと、永い年月の積み重ねの上に「今」があるんだなぁとしみじみ思いました。


私自身が歴史が好きなこともあって、楽しい時間を過ごさせてもらいました。


また、この手の講演・講座ではいつも女性の参加者が多いのですが、昨日は半分くらいは男性でした。

平日の昼間ということで、男性の大半は年配の方。

普段、男女共同参画を一番煙たがってる年代の人たちだと感じていたので、ちょっと驚きと嬉しさを感じました。


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