十夜一夜...Marizo

 

 

イロイロイロ - 2011年08月18日(木)

毎日暑いなぁと思っていたが
やはりお盆を過ぎると朝晩涼しい。

鼻息荒く購入したタワー扇風機の出番は
結局5回で終了の予感。
ちなみに母は今年の扇風機の稼動は3回だったそうだ。

ま、これだもん。エアコンいらないわけよね>北海道


※■※


とある土曜日、もっか大ファンである作家の佐々木譲氏のサイン会へ。
北海道警察シリーズ第5弾の『密売人』発売記念イベント。

握手したり写真撮ったり出来るかしらと思っていたが
なんだかそんな雰囲気まったくなし。
みんな一列に並んで黙々とって感じ。

佐々木譲氏は「(本を購入頂き)ありがとうございます」と
言っては黙々とサイン。

思わず「新刊・・・出たばっかりですがすぐ次が読みたいです!」と
声をかけた。

顔をあげた佐々木譲氏は「はは(笑)そうですね・・・
なんとか秋ぐらいには・・・」と言った。

それを隣で聞いていた女性(←おそらく編集者)が

「秋!ですね!?秋!?」と言い出し
そのまた隣に立っていた男性へ「秋ですって」と
にこやかに伝えていた。


なんか、ちょっと悪いこと言っちゃったかしら。


※■※


とある土曜日、十勝で開催された「勝毎花火大会」へ行く。

毎年8月13日開催なのだが、今年は六年ぶりの土曜日ということもあり
大変な人出で夕張インターで5キロ渋滞。

えーっと、50キロじゃなくて5キロね(笑)

それでもここ北海道の高速で5キロの渋滞って
すっごいことなわけで、乗ったバス(トイレ付きバス)は
急遽、富川経由で向かうことになる。
しかも途中から農道&住宅街をすり抜けて行く。

19時半スタートで約一時間。

桟敷席でお弁当(十勝牛ステーキ弁当)を頬張りながら
「おーっ!」と感動。

花火終了後、そのまま札幌へ戻るツアーだったので
札幌駅に到着したのは午前三時。

翌日はすっかりダメ人間だった(笑)


※■※


『 落日燃ゆ 』  著者:城山三郎  


この時期、ついついこういった類の本を読んでしまう。


なぜ日本は原爆を落とされ、敗戦国となったのか。
どこで道を誤ったのか。いや、誤っていないのか。


私の「なぜ?」に答えてくれたのはやはり佐々木譲氏だった。


『 ワシントン封印工作 』  著者:佐々木譲


〜文中抜粋〜

「七十年前のあの開国は、いわば新生児の誕生だった。
 日本は、その新生児から幼児時期に、アイデンティティの
 獲得に失敗したのではないかと思う」

〜文春文庫 P248より〜


「アイデンティティ」って最近いろんな解釈で使われることが
多いけれど、元々のところは「自己定義」だという。

「自分はこういう人間だ」

自分についての自分自身の認識と周囲の人たちとの
認識が一致しているという感覚があることらしい。


そう考えると、あの時、あの時代
「日本はこういう国だ」という認識よりも
「こうありたい、こうあるべき、こうでなくてはならない」という
そんな思いが強すぎたんだろうなぁと思う。


※■※


お盆前に、何人ものお客様から聞かされた。

「今年は子供たちがくるの。向こうはほら、暑いのに
 節電でしょ。孫まで全部連れてきて夏休み一杯いるっていうの」


『 朽ちていった命 〜被爆治療83日間の記録〜 』

           著者 NHK「東海村臨界事故」取材班


原発にこだわる必要は、本当にあるんだろうかと
考えさせられた一冊だった。


※■※


今年は「やりきった」と「笑顔」が流行か>熱闘甲子園
Marizo



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