十夜一夜...Marizo

 

 

妙齢女子限定日記 - 2007年12月25日(火)


なんかピンクっぽい題名ですが
まったく違いますよ、だんな。


今年の四月に始まった「月に一度の血塗れ状態」に
さすがにこれはまずいってことで
やっと重い腰を上げて病院へ行ってきました。
・・・産婦人科。


こんなところで詳しく説明するのも何ですが
もしかして他にも悩んでいる妙齢女子がいれば
多少なりともお役に立てるのではないかと考えました。


<<今までの経緯>>

私が生理になったのは12歳、小学校六年生。
当時のクラスメートの中ではフトューだったと思う。
思春期時期に起こる身体的な変化って
みんな覚えがあると思うけど
個人差があって早いとか遅いとか
その後の人生にあんまり関係ないしね。

始まってからはもう嫌になるぐらい
規則正しく29日周期でやってきた。
今思えば非常に楽な生理だったと思う。
期間はキッチリ5日間。
生理痛らしきものはほとんど無く
日々の生活はもちろんのこと
激しい運動(部活動とか)も全然へっちゃら。
出血量がマックスな二日目ですら
変な話、生理用のショーツを履かずに過ごしていたぐらいだ。
テレビのCMで宣伝している「夜用スーパー」とか
「多い日の昼用」とかのナプキンもまったく無縁だった。

会社勤めをするようになってから
「生理前症候群」だったのだろうか
偏頭痛になるようになった。
しかし、それすらも頭痛になった翌日に
かなり高い確率で生理が来るようになって
「わかりやすくていいや」ぐらいに思っていた。


三十歳をこえてから5日間の間に
初日、二日目ぐらいに腰が重苦しくなることがあり
鎮痛剤を服用するようになった。
それでも普通の日常生活を送ることに何の支障もなかった。
鎮痛剤で収まる痛みだったし
仕事も遊びも飲み会もフトューにこなしていた。


今年の四月、それは突然始まった。
汚い話で恐縮だが、まず下着を汚した。
朝起きたらシーツが血だらけだった。
その時はまだ手当ての仕方が悪かったのだと思っていた。
そのうち尋常じゃない出血量なのだと気がついた。
血が流れ出る感覚がわかる(←今までは一切わからなかった)
生理痛も少々重くなりまわりの同僚から
顔色が悪いと指摘されることもあった。

5日間だった生理期間が倍の10日間になった。
生理期間中は夜中に一度ナプキンを交換するのに
起きなくてはいけなくなった。
最初のうちはいずれ元に戻るだろうと思っていた。

この尋常ではない出血量のおかげで
私は行動を制限しなくてはならなくなった。
キャンプなんてもってのほかで
誰かの家に泊まるのですら躊躇した。
二時間黙って座っていられないので
その時期は映画館にいくことも出来ないのだ。


<<病院選び>>

私が今回選んだ病院は こちら 

会社の先輩が紹介してくれた病院はとても混んでいて
予約を取るのも大変だったためネットで調べた。
決め手は「女医さん」


しかし・・今思えばちょっと失敗だったかも・・・
と思っている。理由は後ほど。


<<結果>>







案の定、子宮筋腫が二つ。
上部が2.2cm、右横が4cm。

美人の先生に言わせると小さい部類に入ると。
出血量が多くなったのは上部の筋腫のせいらしい。
表層に出来ている筋腫であれば開腹せずに
内視鏡(?)っぽいもので取る事が可能だそうで
その確認のため「MRI検査」を行った。
結果が出るのは28日(金)である。


土曜日の10:30の予約で化粧もせずスッピンだったため
女医さんに「顔色が悪い」と言われ血液検査の結果
これも案の定「貧血」の診断を受ける。
ヘモグロビンの数値は10を切っていた。びっくり。
鉄剤を処方される。


<<思ったこと&これから検査を受ける人へ>>


「子供が出来たかも?」という幸せ話で行く産科と違って
婦人科へ行くと言うのはそう簡単ではない
(まぁ、人それぞれだと思うけど)
私も結局八ヶ月もかかって決心した。

行った病院自体はとても綺麗で先生やスタッフも丁寧で優しく
しかも支払いにカードが使えてとても助かった。
今回婦人科で支払った代金はおよそ6000円弱。
それとは別にMRI検査のお金が
これまた6000円弱かかった。
支払いは別病院だった。
つまり5階にある産婦人科にはMRIの設備がなく
3階にある泌尿器科(別病院)のMRIを借りたわけ。


これで検査結果によっては手術ということになれば
この産婦人科では手術が出来ないため
紹介でまた別病院へ行くことになるのだろう。

もちろんカルテというか私のデータはその新しい病院へ
引き継がれるのだろうが、それなら最初から
手術が出来る病院で検査から手術までしてもらう方が
二度手間にならず、かかるお金も安く済んだのでは
ないだろうかと思った。



成人女性の四人に一人はあるという子宮筋腫。
実は母もこの病気で私が17歳、母が48歳の時に
子宮の全摘出手術をしている。
早い時期の子宮摘出は女性ホルモンの関係上
年をとってから骨粗しょう症になりやすいなどの
デメリットもあるという。

今すぐ命に関わる病気ではないので
なんとか上手に付き合っていこうと思っている。
一病息災。

昔の人はいいこと言うなぁ!
(変な前向き思考継続中)
Marizo




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