原野さん、お疲れさま。 - 2007年07月26日(木) NHK:クローズアップ現代 7月26日(木)放送 80歳の日本一周 〜ある老人の残したメッセージ〜 先月、長野県のトンネルで、自転車に乗った老人が トラックにはねられ亡くなった。80歳の原野亀三郎さん。 たった1人、1年2ヶ月かけて、日本一周旅行を 達成する目前の事故だった。遺族の元には原野さんが 旅先で綴った膨大な日記と、2千枚を超える写真が残された。 そこから、自転車に重い荷物をくくりつけ 北海道から九州、そして沖縄と、様々な人と出会い、 交流を重ねた原野さんの旅路が浮き彫りとなってきた。 戦時中軍に召集され多くの戦友を失い、 無意な青春を過ごさざるを得なかった原野さん。 旅行中、平和な現代に生きる若者たちに かけがえない人生の意味を伝えようとしていた。 死後、全国から、原野さんの言葉を 心に刻んでいるという声が次々と寄せられている。 日記と証言から、ある老人の生き様とメッセージを伝える。 (NO.2448) <<NHKのホームページから抜粋>> 去年の夏休み、伊勢・熊野をバイクで廻った。 熊野国立公園にある「獅子岩」の展望台で 自転車にたくさん荷物を積んだ男性と一緒になった。 真っ黒に日焼けした顔の下には 青いTシャツに「人生80年の挑戦」と 白い字で書かれていた。 どうみても・・・80歳には見えない 若々しい身体であったけれど 「たくさんの仲間を戦争で失った」という言葉に 人生80年の重みを感じた。 お互いにこれから「熊野三山」を廻る予定だったので どこかで会ったらまたっ!と言って別れた。 つい先ほど、たまたまつけていたNHKテレビで あの時の男性が原野さんという名前で 最終ゴールの長野にある自宅まで あと20キロという場所で交通事故にあって 亡くなったことを知った。 自転車での日本一周、お疲れ様でした。 ゆっくりとゆっくりと休んでください。 合掌。 Marizo -
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