十夜一夜...Marizo

 

 

「いやん。いやん。」 - 2005年09月26日(月)



我が家の居間で使っているストーブは
かれこれ20年前の年代物。
コロナというメーカーの床暖対応の
煙突のついたやつ。
壁にくっつける形ではなく
部屋の真ん中に置くやつ。

温風なんつーシャレたものは出ないけど
ストーブの周り360度に熱放射しているので
我が家の狭い台所と居間であれば
このストーブ一台で充分暖かい。


毎年、春に分解掃除に出していたものの
ここ何年間かは調子が悪く
いつでも不完全燃焼っぽい雰囲気だった。
騙し騙し使っていたのだが
今年の春でとうとう駄目になってしまった。


部屋の構造と煙突の設置場所を考えると
この形状のストーブしか取り付けが出来ないのだが
もともと使っていたコロナでは
すでに生産中止なんですよ。だんな。
他のメーカーでやっと似たような形を見つけ
この週末、母と二人で買出しに行ってきた。


家には華奢な(笑)オンナばっかりだし
配達してもらって取り付けまでしてもらえば
いいものを持って帰ると言う母。

・・・嫌な予感(笑)



案の定、家に帰ってから母と二人。
煤だらけになりながら
ストーブの設置ですよ。だんな。
ああ、お嬢様っぽくか弱く生きたいという
思いとは裏腹にこうして日々一人で生きていけるだけの
経験値が着々とアップする私。


「そんな大袈裟なぁ」ってお思いでしょうが・・・



だってさー普通さー
テレビの配線やらビデオのセッティングやら
点かなくなった蛍光灯の交換だって

「いやん。いやん。だってわかんないんだもん」とか言って
男子(←この場合特定の恋人や旦那)に
甘える女子っていっぱいいると思うわけよ。


んで都合のいい時だけ(←おいっ)
「男尊女卑」の私はやっぱり頼れる男子に
「ストーブの設置」とかは
オチャノコサイサイでやって欲しいわけ。

それがーか弱い筈の女子(←この場合、私ね)が
煤よけの軍手とマスクして






「とりゃぁっ!!」



とか言いながら自分で設置出来ちゃうのって
なんだか悲しくない?



まぁ「いやん。いやん。(以下省略)」って言ってれば
バレないだろって話もあるんだけどさ。


こんな日常的な事でそれでなくても
少ない可愛げがこれでまた一つ消えたなぁと思うと
ちょっとショックなわけ。



クダラナイよなー。
こんな事を考えるって事は
間違いなく「秋」だからだよなー。


もう「いやん。いやん。」
Marizo





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