キャプテンは佐良直実だった? - 2004年12月05日(日) 久しぶりの温泉! とても楽しかったですよ。だんな。 確か去年の6月に行ったきりで 一年半ぶりの温泉ですもん。 最近は「本物」と言う枕詞が使われる事が多いけれど そう言う意味では登別は「本物」らしいですよ。 宿泊は「ゆもと登別」でした。 狭くて見晴らしの悪い露天風呂以外は とても良かったです。 特に内風呂は狭すぎず広すぎず 洗い場も仕切りがあって 38℃〜43℃までの湯船が全部で6個。 サウナや打たせ湯もあり 満足のいくお風呂でした。 そんなお風呂での出来事です。 晩御飯の後、お部屋に帰ってちょっとまったりしてから 二度目のお風呂に行った私。 ゆもと登別は造りがちょっと変わっていて 2階に殿の湯殿、3階に姫の湯殿があって 一度2階まで降りてから赤い暖簾をくぐって そこから専用のエレベーターで 3階に上がらなくてはいけない。 私が泊ったお部屋は6階。 8階から降りてきたエレベーターには 先客が三人乗っていた。 多分私よりちょっと年上の女性が二人と 高校生ぐらいの女の子が一人。 2階で開いたドアを先に降りた彼女達は 浴衣に半纏、タオルとバスタオル持参である。 湯殿の赤い暖簾をくぐり 専用エレベーターの前に着いた途端 おもむろにあちこちのドアをバタバタと開け始めた。 どうやらお風呂のドアを探しているらしい。 まるっきり日本人だと思っていたので 「お風呂はこれで上にあがるんですよ」と 日本語で声をかけたが かえってきた言葉は日本語では無かった(笑) エレベーターの横に貼ってある案内板は 日本語、英語、ハングル文字の三つだったので おそらくは台湾あたりの観光客であろう。 私の日本語を理解したのか 大人しく一緒にエレベーターに乗った彼女達。 その後 私は脱衣所でぱぱっと脱衣し(笑) 一度お風呂に入ってるのでささっとかけ湯をし あー極楽極楽と湯船につかっていた時に ふっと見ると例の外国人三人も別の湯船につかっていた。 しかしその湯船の周りには彼女達が持ち込んだのであろう 黄色いバスタオルが点在していたのだ。 「あら〜バスタオル、持ってきちゃったんだぁ・・」 ・・・・・・・・。 ・・・・・・・・。 よせばいいのにね。 ほっんとに わしっておせっかいなわけ(笑) 結局私は彼女達がつかっている湯船に近づき バリバリ日本語とジェスチャーで 「このタオルは持ってきちゃ駄目なの。 体を拭くタオルだから 向こうにあった こういう(身振り)カゴに置いておくの」 三人の外国人は湯船の中からポカーンと私を見上げます。 通じてない(←当たり前だけど)と悟った私は再度 怪しい日本語とジャスチャーで 「このタオル 駄目あるよぉ(←口調はインチキ外人風) カゴ(身振り)カゴ(身振り)カゴ(身振り)の中あるよ」 私には理解出来ない言葉で何事か話し合う三人。 あまりに一方通行な会話に私はついつい 禁断の言葉を口にしてしまったのであった。 「いんぐりっしゅ、おっけー?」 その途端湯船の中の彼女達の瞳が キラキラッと輝いたのを私は見逃さなかった。 「しまったっっ」と思ったが覆水盆に返らずなのだ。 「OH!!English OK!OK!!」ときたもんだ(笑) いやいや参りましたよ。だんな。 「いんぐりっしゅ、おっけー?」って 自分が全然おっけーじゃないくせに 聞くなっつーの(爆) 私の次の言葉をキラキラの瞳で見つめる湯船の三人。 「でぃす たおる いず・・・」 「でぃす たおる いず・・・」 「らすとたおぉるっ」 「でぃす たおる いず・・・・」 「でぃす たおる いず・・・・」 「HUKUたおぉるっ」 キラキラと輝いている瞳に 「拭くタオル」ってバリバリ日本語なんですけど・・・ というのが見えましたが まったく気が付かないふりしてみました。 最終的には 一番年若い女の子が 「バック、バック」と言って 三枚のバスタオルを脱衣所へ持っていったので 私の目的は達成されたわけなんですが・・・ 後から冷静に考えると わし一人 裸で一人ジャスチャーゲームですよ。 ああ、もう嫁にいけない。 Marizo -
|
|