プロポーズ。 - 2004年06月17日(木) 本日・・・私の昔からのお客様が来店され 「嫁に来ないか」と言われました(笑) 私が担当になった時 そのお客様は 一部上場会社で バリバリと働いていましたので 事務的な手続きはすべて 華奢で優しそうな奥様が代理でされていました。 もう間もなく定年と言う時に 奥様が病気で亡くなりました。 子供は三人いましたが 三人とも 仕事や結婚などで 道外に住んでいます。 奥様の三回忌が終わらないうちに そのお客様は 別の女性と結婚をすると言い出し 一番下の末娘からは 親子の縁を切ると 言われてしまいました。 結局 籍は入れれないままに 生活を始めたのですが その新しい奥様までもが ご病気で あっという間に亡くなってしまいました。 「誰かと一緒にいないと寂しくてしょうがない」 一人で生活する事が不自由だからではない。 食事の支度や洗濯が出来ない訳ではない。 ましてやこの歳だし そういう事が目的でもない。 「一人では生きていけない」とそのお客様は言うのです。 残念ながら 丁寧にお断りをしましたが(笑) 今年、66歳のそのお客様は 笑いながら 「あんたは線が一本切れてるからな」と おっしゃってお帰りになりました。 心の線は一本ぐらい切れていた方が 「切なさ」や「苦しさ」や 「悲しさ」や「寂しさ」が ストレートに響かない有り難さが あるのかもしれないと思いました。 大事な人を亡くした喪失感というのは 誰にしても辛いものです。 まして このお客様は立て続けに二人の 大切な人を亡くし、実の娘とも 疎遠になってしまいました。 一緒に生活する事は出来ませんが せめて 店頭では明るい笑顔で 迎えてあげたいと思っています。 ・・・・・・・・。 ・・・・・・・・。 20年経って まだその気があったら 声をかけて欲しいとも思っています。 ひどい?(笑) Marizo -
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