祖母の家。 - 2004年05月02日(日) 鹿児島の祖母が一昨年の3月16日に 数え99歳で亡くなった。 今年は三回忌なのだが いかんせん 遠い事と やはり 実の息子の父がかなり前に 亡くなっている我が家では いわゆる 代替わりというのか なかなか 叔父、叔母と 頻繁に連絡を取り合うことも 少なくなっている 今日このごろである。 二年ぶりの祖母の家は そのままであった。 近くに住む叔母が 時々風を入れに来ているらしく 人が住まなくなって 荒れ放題の家を 想像していたのだが とても綺麗であった。 祖母がそうであったように 叔父、叔母達は必ず 「お帰りなさい」と言って迎えてくれる。 あの戸棚の隙間から 夜11時になった瞬間に ゴキブリがウヨウヨと出てきてさー。 洗ってたらコーヒーカップの 取っ手が取れちゃって 実はそのまま 戸棚に隠した事があったなぁ。 まだあるかな? 必ず ご馳走はお刺し身だったよね。 ほんで猫がテーブルの下で狙っていた。 五右衛門風呂があったのは この場所だったよね。 この納屋で昔、鶏飼ってたよね。 祖母の家に入った瞬間から 懐かしい 鹿児島弁に包まれ 目の前には 漬物やらさつま揚げやら そら豆の塩茹でやらが並び ひとしきり 祖母の話で盛り上がる。 いつもいつも 今度はいつ来れるかな?と思う気持ちが 今回は一層強かった去り際。 故郷というには あまりに遠すぎるけれど 大好きな場所である。 そこにもう祖母はいないけれど。 Marizo -
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