十夜一夜...Marizo

 

 

ごめんなさい。 - 2004年01月16日(金)



あんまり書くとね・・・・
いや、これって日記なんだから
いろいろ書こうよって思っているんだけどね。
こう毎日毎日 ひたすらに飲んだくれてるという
誤解を与えるというか、間違ったイメージを
読者の方に植え付けてしまうと思い
まぁあれだ。飲みに行く事を自重していたかというと
決してそうではなく
飲みに行った事を書く事を
自重していただけなんだけどね(笑)



台風並みの低気圧のおかげで
朝から「寝るなっ!寝ると死ぬぞっ!」っていう
状況の中 なんとか会社に出勤したものの
窓の外の雪は一日中 上からも横からも
下からも吹き付けていて
「そうか、これが吹雪っていうのか」と
妙に納得していた 一昨日の午後5時。


一本の内線電話が鳴った。



「Marizoさん。実は今日私・・・
早帰りなんですぅ。
Marizoさん。知ってます?
今、地下鉄・・・人身事故で止まってるんですって
ウヒョヒョ」


という 田口君(仮名)からの電話であった。




積雪量が恐ろしい事になっている
北見ほどではないにしろ
ここ札幌もJRはあちこちの区間で止まり
まかり間違ってバスなんか乗った日には
何時間乗りつづければ 家に辿り着けるのかも
わからないような 交通状況で
唯一 快適にかつ時間通りに動いている
最後の砦であったのに。


しかもこの夕方5時という帰宅ラッシュの
ど真ん中の時間帯に まったくもー。
いやこの まったくもーって言うのが
恐らくは大方の家路を急ぐ人々の
心の中に浮かんだ言葉であった筈なのに
なぜ田口君(仮名)の心の中に浮かんだ言葉は
「ウヒョヒョ」だったのかという事実は
まぁ深く追求しても この際仕方あるまい。



そうか・・・地下鉄、動いてないのか。

では、仕方ない。

そう本当にもう、仕方ない。

何がどうあってもこればっかりは、仕方ない。






いつもの「根」へいそいそと行き
なぜかそこに中本さん(仮名)も合流し

・鳥インフルエンザを物ともせず
「ささみのわさび和え」とか。

・知ってる?イエローキャブって
ラーメン禁止なんだって。
でもこの「ラーメンサラダ」っていうのは
ラーメンって書いてあるけど
サラダだから大丈夫だよね とか。

・90分飲み放題880円って
まるで私たちの為にあるようなものよね とか。




でもね 90分ってあっという間なの。
クスンクスン。

「おらおら、飲んだくれのばばぁ達よぉ。
金だよ、金。金払ったらとっとと席開けろよ。
まったくもー」って
間違いなく心の中で思ってはいるけれど
それをおくびにも出さない接客のプロらしき
若いお姉ちゃんに促されて
すごすごと地下鉄への階段を降りていたら




すべって転んだ。

しかもショートブーツの踵が取れた。






なんだかひどく悲しくなって
クスンクスン。
このまままっすぐ帰れないわっ!って気持ちになって
そのまま「北の家」に直行し
座るか座らないかのうちに
「ジョッキみっつ」ってえらそうに
接客のプロらしき ちょっと年配の
女性に言い放っていた。


田口君(仮名)が。





えーっと、なんだか長くなっちゃって
しかもその後の事はあんまり思い出したくないし
みんなも そんな酔っ払いのクスンクスンなんて
読みたくも無いと思うから



要点だけ かいつまんで書くね。




「北の家」を出た私たちは
とっくに人身事故から復旧している
地下鉄の事はきれいさっぱり忘れて
三人でタクーに乗っていました。



ほんでサニーに「あけましておめでとう」って
礼儀正しく新年の挨拶をしたすぐ後に
「今日はお金がないから一人2000円にして」って
飲み代ケチったくせに
なんかお腹空いたからって
「たこやき」とか「あんかけ焼きそば」とか
出前取れってえらそうに言ってごめんなさい。



ほんでサニーから「ゆかり(仮名)の休みって
木・金なんだって」って聞いて
へぇーじゃぁ明日休みなんだからって
電話して どうでもいいから今すぐ来いって
無理矢理呼び出して ごめんなさい。



ほんで無理矢理来たゆかりん(仮名)に
マヂで来たのかよって言ってごめんなさい。



ほんで呼び出しておいて
一時間もしないうちに
もう眠いから帰るって言って
帰っちゃってごめんなさい。






翌朝起きた時に
いろいろな事を思い出したら
自分で生まれた事を激しく後悔しました。



よぉーし。もう二度とこんな飲み方を
しちゃいけないぞと心に誓い
昨日も飲み会でした。










ごめんなさい。

クスンクスン。
Marizo



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