十夜一夜...Marizo

 

 

悲しい危機一髪 - 2003年09月18日(木)

いや、本当に危なかった。危ないところだった。



「何をやっても痩せなかったのに
この薬を飲んだだけで 一ヶ月で5キロ減!
これで片思いの彼に告白できる勇気が湧いてきた」
(フロリダ州在住、ステファニィー、25才)



「この薬を飲むようになってから
汗をたくさんかくようになり、気がついたら
4キロも痩せてました。
面倒くさがりな私にピッタリ」
(パリ在住、シュルミダ、24才)


「薬のお陰で人生薔薇色です。
宝くじは当たるし、彼氏は出来るし
これであとは体重が減れば言う事なしです」
(日本在住、まりぞう、23才)



っていうコメントを書きそうなぐらいの勢いで
また怪しい痩せ薬に手をだすところだった。



前に買った痩せ薬は 残り三分の一が
冷蔵庫の中でひっそりと眠っているし
その前に買った痩せ薬は 危ない中国系の奴で
危うく肝臓障害で死ぬところだったし
そのずーっと前にアメリカで買ってきた痩せ薬も
私の部屋の棚に ひっそりとうずくまって
居るのだけれどもね。



こんな危機一髪を なんとか回避出来たのは
台所においてある「お菓子入れ」のタッパに
姉が買った 某ファンケルの
「噛むだけで痩せるガム」が
もう半年以上経つのに 一向に減っていない事に
気がついたからだ。


お互いに 何か努力の方法が
ちょっとだけ違うのかもしれないと
お互いに気がついているけれど
そこは麗しきかな・・・姉妹愛。


・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・。


だいたい・・・50人前だ、80人前だ、
いやいや、100人前だとこれだけ「極楽や」の
餃子祭りで盛り上がっている 娘に
「今日の晩御飯は ぎょうざだよ。」って
ニコヤカに言う母に育てられた 姉妹二人だもの。



ちょっとだけ違うのは仕方ないよね。
Marizo


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