勝者と敗者 - 2003年04月06日(日) 今日は知り合いのお引越しのお手伝いをしてきた。 古い3階建てのその建物は もともとリサイクルショップだったらしく 3階の押入れから 多分ちょっと手直しして 売りに出そうとしていたのか 10個近い掃除機がでてきたり 古着や食器の類もてんこ盛りでたくさん出てきた。 まぁ家というのは 人が住み続けていれば どんなに古くてもなんとかなるものだと 築30年を超えている我が家を見ても思う事だが その3階建ての建物は主がいなくなって どれぐらい経つのか良く聞かなかったけれど 悲しいくらいに 冷たく寒く古く いったいここの何処に 布団を敷いて寝ていたのかと 疑いたくなるほどのさびれようだった。 少しずつ少しずつ 荷物を片付け 外に運び出していくうちに なんとなく 家の歴史的なものや そこに住んでいたであろう 人たちの動き的なものが顔をのぞかせる。 いったいどんな思いで この家に移り住み そして出ていったのか? だいたい この掃除機をどうしようと思ったのか? この服は?この大きな鞄に入ったたくさんの 小さな鞄は?この花火は?マッチは? いや それよりも全てのものを置き去りにしなければ ならなかった 貴方達の現実は? 現実というのは勝者には優しく敗者には冷たい。 まるで どっかの銀行のようだが でもこれが 好むと好まざるとも 現実であろう。 引越しの後 棗やさんでカレーを食べた。 入るときも20分待ち わたし達が食べてる最中も ひっきりなしにお客さんが入れ替わり 大変 繁盛していた。そうなのだ。 現実は勝者に優しいけれど きっと恐らくは 勝者に至る過程では 誰にも平等であろう。 平等な時の頑張りが勝者への道なのだと 当たり前のことだけれどつくづく感じた一日であった。 一階と3階を荷物を運んで上がったり降りたりして 間違いなく 心拍数は120平均で 20分以上は 動いていた。これは多分ものすごい 運動量だと確信している。 なので 今日はダンスダンスレボリューションは お休みしていいですか? もうわし この時点で 敗者でしょうか? Marizo -
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