十夜一夜...Marizo

 

 

夢見る少女 2 - 2003年03月19日(水)

この3月の人事異動で 転勤の発表があった営業マンと
付き合っていた盛ちゃん(仮名)との結婚が決まり
彼は島根の松江支店に。そして盛ちゃん(仮名)は
6月ぐらいで退職予定。
そして今日はその営業マンの送別会だった。

盛ちゃん(仮名)と同期の松本君(仮名)に
「結婚だからおめでとうだけど寂しくなっちゃうね」
という話をしていたところ・・・程よくアルコールが
入った彼女はその時点で 既に 目がはぁとであった(笑)


「最初は寂しかったんですけど いろいろ結婚に
 向けての話を聞いてるうちに・・・・」


どうやら 自分の結婚にすりかわってしまったらしく
頭の中はなんでだか 新婚気分らしいのだ。


「えっとぉ〜 毎日「帰るコール」してもらってぇ〜
 (目ははぁと)地下鉄の駅まで
 迎えに行くんですぅ〜ウフッ(目ははぁと)」

でも・・ちゃんと「帰るコール」とかしてくれない人だったら?


「えっとぉ〜大丈夫ですぅ〜 ちゃんとそうするように
 うまく仕向けますからぁ〜(目がはぁと)」

でも・・松本君(仮名)は根本的に優しくない人タイプでしょ?


「そうなんですよねぇ〜。でも優しくない人に
 たまに優しくされたらぁ〜
 もうそれだけで 幸せじゃないですかぁ〜(目がはぁと)」


その時 隣の席で一緒に話を聞いていた斗澤ちゃん(仮名)が
まるで牛若丸のような凛々しい瞳で
「あんた・・・キモイッッ」と言った。

しかしそこは敵もさるもの 松本君(仮名)は
目がはぁとのまま

「え〜 なんでですかぁ〜。考えるだけで
 幸せじゃないですかぁ〜」と切り替えした。



まぁ確かに私も マックスがマルボロマンみたいな
バイクに乗って(矛盾しているが気にしない)颯爽と現れ
嫌がる私の手を引っ張り ドレスの裾を踏んだりする
飲んだくれの悪人達を バッタバッタとなぎ倒し

「Marizo・・お前は俺のそばにいろ」とか言って
「Marizo・・おまえなしでは生きていけないんだ」とか言って
「Marizo・・それ以上痩せちゃだめだ。もっとたくさん
 ルービー飲んで食べたいものは好きなだけ食べて
 小錦みたいなお前がキュートだぜ。ベイベー」とか言って

そのグレイの瞳で私を見つめながら ちょっと照れた笑顔で
近寄って来て(最近気に入っている)お姫様ダッコして
夕日に向って歩いていってくれたりしたら
目がはぁとどころか もう死んでもいいとは思っているけれど
これは 松本君(仮名)の目がはぁととは
ちょっと違うと思うのね。
だから 松本君(仮名)は確かに「キモイ」けど
私のこれは ちょっと違うと思うのね。
ね。どう思う?斗澤ちゃん(仮名)うううぅぅぅ。。。



だって今日さ。宴会だったから瓶ビールだったの。
すっかりやられました。瓶ビールマジック。
Marizo


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