十夜一夜...Marizo

 

 

遺伝子 パート2 - 2003年02月24日(月)

この週末 姉が仕事で神戸に行っていた為
この家の中には

『もし私が中国残留孤児で
 母親を探しに日本にやってきたとしたら
 血液鑑定するまでもなく 一目で親子だとわかる』

私と同じ顔をした母と二人で過ごしていた


姉が 某千趣会で 毎月「パン」を頼んでいるのだが
粉が来て 自分で練って形作って焼くものなので
なかなか切羽詰らず 幾つもの箱が台所に
並んでいるのを 常日頃から「勿体無い」と
言っていた母は 姉が不在をいい事に作り始めた


まさか 全人類が4つの性格しかないとは
思っていない 血液型占いにおいて
同じ「O型」でも些細な違いを表現するならば
姉は「几帳面なO型」である


箱に入っている作り方のメモを熟読し
メモリ付きのコップで水を量り
発酵30分とあれば アラームをセットする
当たり前と言えば 当たり前の行動なのだが
我が家では「几帳面なO型」なのだ



みずから 作り始めた筈の母は

・作る前に 作り方のメモを読め

・水が多すぎたと勝手に小麦粉足すな

・「これでいいか」と見せたパン生地はダマダマ

・発酵30分なのに 長電話して一時間

・だからお願い。作り方のメモ もう一回読んで

・家にあるのは「オーブンレンジ」

・レンジで温めてもダメ

・そのくせ うまくいったって言うな



いや本当に・・・まさに 誰がなんて言おうと
私・・・この人の娘です。
外も中も そっくりだもの。
Marizo


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