カタルシス
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2009年05月01日(金)   

9時半の予約で健康診断
今回は新大久保の総合病院まで行ってきました
子宮ガンの検診で書類には「問診のみ」とあったので油断していたら
触診されました・・・(鬱

ココロの準備をしていくのも鬱ですが
現場でイキナリ知らされるのも鬱でした
つっか 指はまだしも器具が痛くてイヤ!大泣
診察終わってもしばらく痛かった・。
あとでお手洗い行ったら生理でもないのに出血してて 更に鬱

↑生々しいので反転

全手続き終了後にもらったジュースを飲んでから病院を退散

新大久保から新宿まで徒歩で移動
新宿ピカデリーで映画の座席券を買って(本日映画デー♪)
西武新宿まで戻り妹と合流

サブナードのイタリアンでランチビュッフェを食べて
映画館へ

『グラン・トリノ』鑑賞
http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/

【あらすじ】
朝鮮戦争の従軍経験を持つ元自動車工ウォルト・コワルスキーは、妻に先立たれ、愛車“グラン・トリノ”や愛犬と孤独に暮らすだけの日々を送っていた。そんな彼の隣家にモン族の少年タオの一家が越してくる。ある事件をきっかけにして心を通わせ始めたウォルトとタオだったが、タオを仲間に引き入れようとする不良グループが2人の関係を脅かし始め……。(eiga.comより)


事前に耳にしていた触れ込みは大げさ過ぎだと思いますが それでも 見た目の派手さに反比例するように内容が磨り減った 名ばかりの“大作”を思えば 存分な見ごたえの作品でした
何と言うか「良質な映画を見た」という感想 ベタなほど「正統派」でした でもそういうものを 茶化さず真剣に作って尚且つカッコ良く仕上げるというのは 紙一重の塩梅が要求されるものだと思っているので そういう意味ではイーストウッドの映画作りは 匙加減が絶妙だなぁと 見る度に思います センスとか才能とか そういう言葉に置き換えると軽薄な感じになりますが 彼の“加減”はやっぱり他人にはない彼だけのモノだと 思うんですよね・・・

シリアスなだけじゃなく 皮肉やユーモアや 気持ちの良い笑いもふんだんに散りばめられていて だからといって楽しいだけでも幸せなだけでもない現実が常に密着していて 重量感も忘れていない

ハートフルで バイオレンスで コメディで クライムで 情愛で 歴史で 人種で 家族で 自分で 他人で 生で 死で

人が生まれて死ぬまでの間で 経験するであろう様々な要素が含まれている
或いは
テーマを1つに絞ることなく一人の「人間」を描こうとしたらこうなった
と思えるような そんな種類の映画に見えました

テーマ曲を歌っているのは 若きジャズシンガー:ジェイミー・カラム
彼はライブで何度か生のプレイを見聴きしたことがありますが 若いのに枯れた声 幼い容貌で玄人じみたパワープレイをやってのける表現者
本作の映画音楽はイーストウッドが 自分の息子とそのパートナーとで手がけていると聞きました そこへシンガーのジェイミーが加わって 余韻深いテーマ曲を生み出した

年配者から若者へ 共に重ね受け継ぎ引き渡されていく様は
映画作品の中にも 映画制作の中にも そしてイーストウッド個人の中にも
止まること逆流することなく滔々とつづく流れとして 存在しているように思えた

映画=人生だ と言われても 違和感がないオッチャンだよなぁ・・・
 


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