カタルシス
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ノォォオゥ・・・ あっちゅう間に1月も晦日だよ 色々と最終ラインだった日ですよ ことごとく負けつづけてますが ハイ
今日は『IZO』の自分的楽日です もうね チケットがあることが今日ほど恨めしく思えたこともない でもだからって他人に譲るほど見放せてもいないので 何から何まで半端な感じです ええ自分が この私が!
ゲンコには明日・明後日でケリをつけたい 日曜日には明け渡さないと先方が大変だろうから・・・
やっぱりライブは無理だな(諦めてなかったの?!)
私生活がこんなに切羽詰っていても 職場に来ると過去の日記が埋まってくるほどヒマを持て余しているのだから ままならないものでございます
今ここで原稿が進められたらどんなに有意義なことだろうか! 否 それは絶対にあり得ない夢想に他ならぬものだ! ノォォオゥ!!
自問・自答・シャウト
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『IZO』感想
自分が観られるのは今日が最後です いつものように1時間早退をして 前回学習した表参道下車で会場をめざしたら思った通りの余裕時間ができました もっと早く気づいてりゃ良かった!
えっとね あらすじ説明とかは省略して 気になってことだけ書き出していきます 以下絶賛ネタバレ中なのでこれから観劇のご予定がある方はお避けください
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先に総評を言ってしまうとメリハリ不足だったと思います 客演陣豪華だし役者はそれぞれスゴイ頑張っていたと思うんですが あれもこれも全部入れ込もうとして逆に散漫な印象を出してしまった感のある脚本には難を申し立てたい
まず言いたいことは人出しすぎ 役者の人数じゃございません 登場人物あるいは名前のある人物という意味の「人」です 武市・容堂は必須で良いでしょう 龍馬もいた方が締まるとは思う でも 新兵衛や姉小路や勝は無理に出さんで良かったように思いました この時代は印象に残るエピソードが豊富なので つい あちこちイジってしまいたくなるんでしょうが イジるならイジるでちゃんとちゃんと踏み込んで欲しいのに 半端な手の出し方をしたもんだから どれもこれもが消化不良になってしまうんじゃないかと
それから変に細かく再現している部分と大ざっぱな部分のバランスがよく解らない なんというか 私的にはポイントがズレてるような気がしました 例えば吉田東洋暗殺の現場で 御印をあげても包む布さえ用意できなかった貧しい下級武士が 己が褌を外して首級を包み持ち運んだ なんて描写を何気にしているのに 武市の切腹シーンはシルエット映像でサラッと しかも有名な「三文字斬り」ではなく普通の「切腹→即介錯」にされています 見たとき「ええー?!」と不満に思った幕末スキーは私だけじゃないハズだ
そのシルエット映像も 今回やたら多様していて 物語の展開をスクリーンに流す文章で進める場面が目につきました 映画の字幕みたいな感じで説明文が現れるんですが アレは舞台演劇としてどうなの?苦笑 場面切り替えの時間を稼ぐために多少使うのはアリだとしても ちょっと多すぎたと思います だから「年表」だとか「教科書」だとか言われちゃうんだよ・・・ そんでもって その映像を主体に 左右の端で役者が台詞演技をするという手法 あれも 舞台袖過ぎて客席によっては観切りが出てしまいよろしくなかったです(←見事に観切れだった人) あそこ 役者さん映像幕の前に出てきちゃえばいいじゃん もっと手前舞台に立ってくれれば解決だと思うんだけど なんで奥で喋ってんだろう・・・イラリ
個人的には冒頭の安五郎エピソードが余計だったと思います そもそも土佐の郷士がその辺に落ちていたからって高下駄履いたりせんじゃろう そんでもって下駄履いたくらいで無礼討ちまではされなかったと思うよ リンチはされたかもだけど まぁ あの場合は高下駄よりも上士の袴に泥飛ばしたことの方がヤバかったんだと思いますが
全部の展開を考えると あんな場面にダラダラ時間割いてないで 安五郎がどんなに良い奴で以蔵とどれだけ付き合いが深かったか 妹を養う一家の長であったかを描く方が良かったと思います 「大事な友人がつまらないことで切り捨てられた」っていう無念な印象を残す方が重要であって 上士のイチャモンつけや 打ち首なのか切腹なのかはあの場ではさして問題ではなかった その辺の人物描写が浅いので 冒頭で壮絶に死んでいったにも関わらず安五郎は全く感情に訴えません その後もとってつけたように「亡き兄・亡き友人」として名前が出てきますが何の感慨も得られない イッソンの熱演はカラ回り気味
土佐の「下横目」なる職業の説明は少しした方が良かったんじゃないかな 上士が郷士や下級武士らの動向を日常的に探らせていたいわばスパイのような者たちで 郷士や下級武士がその担い手です つまり自分らと同じ立場の人間を売る上士の飼い犬みたいなもの 密告することで扶持を得ているので下層の人々にはいたく評判の悪い役職でした どうでもいいですがこの「下横目」が初めよく聞き取れず「したいおこめ(死体お米?)」と聞こえて仕方なかった(苦笑)村木さんの滑舌微妙〜
「この土佐も この江戸の世も〜・・・」 当時の人間が“江戸の世”なんて言い方するか! 百歩譲って江戸者が言うならいざ知らず 何故土佐者の武市が言うのか ありえない そういや 大して重要ではないですけど 武市はずっと「半平太」のままでしたが「瑞山」になってからの方が歴史的な注目度は高いんじゃないでしょうか 時代劇ヒーローの「月形半平太」が彼から名前をもらっているというのも有名な話ですが 「瑞山」の方が腹黒そうな大物的イメージあります(笑) 絵や書も嗜んだという武市瑞山 獄中で自画像を描いてますが それが田辺誠一の獄中姿と結構似ていて密かにくすぐられましたv
新兵衛の件と 天動の件 以蔵自分で考え過ぎ 天動のくだりは 「天は動いちゅう・・・」って気づくところまでは良いんだけれども 最後に「上を見過ぎちょった」も「山は動かない」もOKなんだけど 徳川様云々は言わんでよろしい それは武市あたりが犬っころのささやかな“知恵”を汲んであげれば充分だったよね! 新兵衛の方は 急にそのときだけ頭が回転しだしてて違和感がありました その前後の人物像とくっつかないよ あのときだけ別人みたいで変だった
新兵衛の差料について 以蔵が実行犯な説なのはアリですが やっぱり自分で計画はしないと思います そんなキャラじゃないって自分でもずっと言ってるのに何であんな唐突な描写になったのか・・・ んで その差料を於みつに盗むよう頼む流れですが 実は私あれに ものすっごい抵抗がありました
「武士としての最後の意地を張りたいがじゃ」 っつっといて 他人の刀盗んで来いたぁ 一体どんな武士の意地なんだ?!って話でしょう しかも女に お前“鰹武士”以下だぞそれ そんでもって於みつも そんな頼みを利く様なキャラじゃなかったでしょう 性格的にもそうですが 今は町娘といえども武士の家に育った子女が 侍にとっての刀が何を意味しているかくらい解っているハズです それを堂々と「盗んできて欲しい」なんて言われたら あの子だったら逆に叱咤しそうなもんですけどね 例えばこれが 武士のことを知らない根っからの町娘だったらまだ解るよ あとは元武家でも以蔵に岡惚れしてる仲居や遊女とかだったら 盲目的に実行しちゃう背景になるかも知れない でも 於みっちゃんそうじゃないじゃん このシーン 以蔵も於みつも キャラの一貫性をぶち壊しててダメダメでした
ついでに どうしてもこの展開に持っていくんだとしたら「みっちゃんに頼みがあるがじゃ・・・」「頼みって何?」〜暗転〜 で充分だったと思います そのあと何かを持ってコソコソ以蔵を訪ねて行ったり 新兵衛が珍しく酔い潰れていた晩以降仕事を休んでいる於みつで 何をしたのか想像つくし 姉小路を殺害の際も「間違いが起きるのはこれからじゃ!」って差料討ち捨てて行けば それ以上の説明はいらないでしょ 「新兵衛思い知れ!」はいらねぇ つか むしろ言うな#
「川は全部が全部海につづいてる訳じゃないんよ 途中で途切れちょる川もある」 ・・・この台詞って必要でした? てか 突然言い出したから何事かと思いましたよ私ゃ(苦笑) 「でも あしはもう船出してしまったがぜよ あとはただ流されていくだけじゃき」って以蔵の返事を聞いて 今の唐突な比喩をよく理解して返したな と思っちゃいました 何気に頭いいじゃんか以蔵(違)
「あんたの川はやっぱり 海にはつづいてないき・・・」 今際の際に言うのはそんな一言なのか みっちゃん?! 違うだろ そんな台詞全然重要じゃないだろ?!!
何このスクリプト〜〜〜ッ?!
超不満 すっげー納得いかねぇ 最後の言葉に余韻を残さずして どこにポイントを持ってくるというのか
以蔵の最後の長台詞も少々クドいように思いましたよ 説明的なのは事前に聞いていたし 直しようもなかろうと諦めていましたが 同じ意味合いのことを言わせるにも もうちょっとスリムアップできないものでしょうか せっかく黄色い花びらが舞って BGMで盛り上げて 目にも耳にも美しいラストシーンなのに 台詞がダレて聞こえて 盛り上がりかかっていた気分もすっかり萎えてしまいました もう この白々とした気分は一体何?・。orz
楽3日前にきてやっと演出や台詞回しの変更が見られました 微々たるものでしたが 大阪公演がこれからなので あちらの千秋楽ではもうちょっと化けているかも知れません まぁ 多分映像化はされないでしょうから生まれ変わっていたとしても確かめようがありませんけどね J主演は色々と面倒くさいのです・・・
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