カタルシス
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2007年05月27日(日)  目の見えない鳥の歌 

朝はいつものヒーロータイム 前回気になっていたライダーの方のゲストキャラが一昨年のライダーで鬼修行していた少年だったヨ 少し育っていた でも相変わらず緊張感が足りない空気を醸し出してるのぅ・・・(^^;)

午前中ネットなどしながら色んなDVDをアレしまくる このあと会う人に渡したかった『龍虎門』の番宣番組と ドニーの公式アクションブックの予約特典DVDと ニコの台湾ドラマの第一巻 その他に持って行くものは木曜に受け取っていた新感線の20thボックス(8枚組DVD-BOX)¥36,000!

どうしてなかなかアレな荷物だ(苦笑)

昨日は昨日で髑髏城BOXを友人に貸すため 半日持ち歩いていたのでね 連日手元に新感線(笑)
そんでもって今日の観劇は Bunkamuraシアターコクーンにて上演中の『藪原検校(やぶはらけんぎょう)』でござる

⇒●e+ Theatrix!『薮原検校』
⇒●YOMIURI ONLINE|古田新太「藪原検校」で難役「杉の市」』
⇒●薮原検校(Wikipedia)

【あらすじ】時は今から二百年ほど遡る江戸中期の享保、塩釜の地。小悪党の魚売り七兵衛は、醜女だが無類に気立てのよいお志保を嫁にもらい一旦は改心するが、女房のお産の金欲しさに行きずりの座頭を殺して金を奪う。が、生まれてきた男の子は盲だった。「座頭をひとり減らしてまたひとり殖やしただけだ」とめぐる因果の恐ろしさに、七兵衛は自害する。生まれた子は、塩釜座頭・琴の市に預けられ杉の市という名前をもらう。手癖が悪く手が早い杉の市は、十三で女を知り、師匠の女房のお市にまで手をつける始末。ある日、難癖をつけて金を巻き上げようとする佐久間検校と言い争ううち、検校の結解(けっけ=目明きの秘書のこと)を刺してしまう。別れを告げに寄った母の家で、誤って母を刺し、駆け落ちしようとお市と共謀して師匠琴の市を殺すが、お市は瀕死の琴の市の返り討ちにあう。
一人になった杉の市は師匠から盗んだ金を携えて江戸に向かい、門下生になるために学者・塙保己市の元を訪れる。晴眼者以上に品性を磨くことを目指す塙保己市が、万事が金と考える杉の市を弟子にするわけもない。
その後、藪原検校に弟子入りし、貸し金の取立てで見る間に頭角をあらわす杉の市。そして二度目の主殺しをし、念願だった二代目藪原検校の襲名披露の日、彼の前に立ちふさがる影が………。(Bunkamura公式サイトより)


もうご説明は不要かと思うが劇団☆新感線の看板役者・古田新太が主演なので興味引かれた舞台である 段田安則も好きな俳優だし 六平直政も出ていて自分的には充分な面子 一般的には田中裕子も注目ポイントだったのだと思うが さほど興味なく(でも舞台ではさすがに綺麗だった)

いつもの如く事前学習ゼロで臨んだので てっきり史実なんだと思って観ていたが のちのち調べてみたら井上ひさしの偽評伝(創作)だったようだ
生臭でダークな伝記がコミカルなタッチで演出されていて 蜷川幸雄の演出にしては判りやすかったというか まぁそれほど奇抜なことはしておらず ただ 舞台を縦横無尽に張ったロープを色んなものに見立てる手法は 彼の雰囲気を残していたように思う

合間合間に歌が入るのだが これがちょっと個人的にいただけず 大人数で一斉に声を重ねる演出は 自分のアンチ蜷川の血が沸き立つ部分なので正直好きじゃない というか聞き取りづらいからやめて欲しいとすら思う でも多分あれが個性と思われて評価されるのだろうし 本人も「自分の色」と思っていそうな気配を感じるので その部分が削られることは今後もおそらくないだろう

音楽を担当していたのは宇崎竜堂で 楽曲的にはぶっちゃけ微妙 でも別に歌を聞かせたい話ではないのだろうから そこはさして気にせぬことにした 曲はともかく歌詞が面白かったので 聞き取りづらい部分は舞台袖の電光掲示板で確認する 歌詞に見入っていると舞台で起きていることを見逃すのが痛いところだが やむを得ず
歌詞が面白いといっても 繰り返しが多く長い歌はすぐに退屈するものだ おかげで歌の最中何度となく睡魔に襲われ難儀した 友人が血と汗と努力で勝ち取った前から5・6列目の中央通路横という良席で観ていた手前 堂々と寝こけるわけにもいかず 船を漕ぎ漕ぎ必死の奮闘 芝居の部分は小気味良いのに あの歌が流れを止めているように思ったのは 私だけなのだろうか・・・

舞台袖に語り部と楽師が義太夫のように待機しており 効果音や伴奏がギター1本で奏でられるという演出 これは非常に良い印象 冒頭で津軽三味線のように弾いてみたり 中盤ではリズムとメロディを同時に演奏するタッピング奏法を見せていた 押尾コータローを何度か生で聴いているので奏法自体に驚くことはなかったが この場にこの音をあてがったセンスは評価したいと思う
それから語り部の盲太夫に扮していた壌晴彦が素晴らしく良かった まさに名調子で何者だろうと思ったら 劇団四季の正劇団員を経て現在フリーというご経歴 現在は演劇倶楽部『座』なる団体を主宰しているらしい 四季以前には茂山千五郎に師事していたというから あの声と節回しは狂言修行の賜物ということだろうか よくよくプロフィールを確認してみたら『ハムレット』や『オイディプス王』でも見ているかも知れないのだが 具体的な記憶がない自分が恨めしい…

内容が内容なので いくらコメディタッチの演出をしても コミカルに演技してみても 後味の良い話なわけがなく 陰鬱の中に白々しいまでのポジティブ・メロディがちぐはくなバランスを見せている舞台だった 総体的には面白かったが やっぱり歌の部分は適度なボリュームに割愛していただきたい・・・


【オマケ】
■検校
 当道座の最高の盲官である。盲官とは当道座を維持し、江戸時代の封建社会を象徴するように、座内にも階級制度があった。その階級制度は、まず(初心・無官→打掛 →)座頭→勾当→別当→検校という4つの盲官の昇進の順番があり、更にその中が16階73刻に分かれる。1刻上がるごとにお金を上納する、今の華道・茶道の家元制度の免許状のようなものであった。
  検校まで昇ると719両かかるとの計算がある。このお金は京都の職屋敷に納付し、配分された。定員はないので数多くの盲人が入座すれば潤った。官位昇進の速度・年齢制限はなく、その財力により一夜にして検校となる者もいた。

■当道座(とうどうざ)
  盲人達は、13〜14世紀頃に当道座(とうどうざ)という音楽集団を作り、この集団に所属し社会的地位を高めたり、身を守ろうとしました。当道座は、平曲の琵琶法師としての芸能集団であり、以下のようにまとめられる。
 1階級制度
 2師弟制度
 3京都を中心とした全国組織
  明治4年(1971)11月3日太政官布告により廃止されるまで盲人をまとめ、権利を守る重要な集団であった。

■盲人の職業
  江戸時代以前では、呪術的宗教者である盲僧・祈祷師として活躍し、その後13・14世紀に琵琶を弾奏しながら平家物語を語る平曲弾奏や曽我物語を語る瞽女。戦国時代になると鍼・按摩、浄瑠璃、琴(筝曲)、三味線を新職業とした。江戸時代は、幕府の盲人保護政策として高利貸しが認められた。その他、長唄・常盤津・謎解き話芸・狂言・尺八・歌念仏・舞曲・声帯模写等の諸芸能に活躍しました。
  また、箏(琴)では八橋検校城談(やつはしけんぎょうじょうだん・1614〜85年)が有名で、京都の銘菓『八ツ橋』とは元々琴の形を模して焼いた煎餅のことだった。現在一般的に思い浮かべる『八ツ橋』は焼く前の「生」状態のものを指し、『生八ツ橋』となる。

■盲人の服装
  貧困な盲人は除外して、名のある盲人は歴史上琵琶法師・勧進などの僧の系譜を引くことから僧体をとり、座頭→勾当→検校と盲官を持つと、盲官を明らかにするために服装や杖が決められていた。
  盲官が上がるにつれ、服装は綿布・浅黄→紫素絹→緋(ひ・あか)の衣、杖は白色の樫木のL字杖→黒塗の棒→鳩目塗の両橦木(しゅもく、T字杖)などとなる。

■盲人の名前
  盲人の名前には「杉山和一」・「塙保己一」など「一」の字がついていることが多い。更に調べると「城○(じょう〜)」と「○一(〜いち)」の2通りに分けられる。
 南北朝時代、琵琶の名演奏者に「城一(じょういち)」という人物がおり、これが後に2派に分かれ「城方流(じょうかたりゅう)」と「一方流(いちかたりゅう)」となり、その流派が城方流(じょうかたりゅう)であれば「城管(じょうかん)」・「城泉(じょうせん)」などと前に城がつき、一方流では「和一」・「保己一(ほきいち)」などと後ろに一がつくのが定番となった。


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香港ブーム到来中の友人が せっかく渋谷に来ているのだから・・・と 電力館の向かい辺りにある香港グッズの店を訪ねたいと言い出しました 私も知っている店だったし久しぶりだったので 一緒についていったら残念ながら19時半閉店で丁度ギリギリ間に合わず・。 しかし エレベーターを上がる前 その店の1フロア上の階に新たな華流グッズ店があるらしいことに気づいたので ダメ元で行ってみたらこちらは20時まで営業していて奇跡的に入店が間に合いました ヤッホウ☆

その店の名は『香港王』 ホンコンキングと読むはずです

というのも そこにはフリガナがふられてませんでしたが 大阪にある超有名店と同じだったから 多分東京支店とかじゃないのかな 大阪の方は店主の気分で突然休業したりする独自経営のお店と聞きましたが その商品の揃いの良さでは定評のある所です
今回訪ねたお店は グッズ屋と言ってもCD・VCD・DVD・書籍がメインで ブロマイドとポスターとちょっとのアイドルグッズがあるくらいの大人し目なセレクション でも種類が豊富で狭い空間にみっちり品物が収まっていて圧巻でした・・・

友人がドニーの生写真をレジに差出しながら「他にドニー・イェン関連のものって何かありますか?」と尋ねたところ いくらかのDVDを紹介されていましたが 字幕がないものにまでは手を出したくないようで それ以上は諦めて帰ろうとしていたところに 2人いたうちの店員さんの片方が 向こうのファッション雑誌を抜き出して「これ表紙がドニー・イェンですよ」と見せてくれました 中のページを確認してみたら表紙になっているだけに3見開きほど彼の写真を使ったページがあり どれも小洒落たメンズフォーマルに身をつつんだ 見事なまでの“モデル”っぷり 思わず「おお〜・・・」と私まで歓声を上げる有様でした(^^;) 当然のことながら友人はすぐさまお買い上げでございます
大判のグラビア雑誌だったので結構な重量感でしたが 持ち歩きの難儀を差し引いても満足の残るお買い物だったみたいです 良かったね○○さん!笑

それにしてもいつの間にできていたんだろうあの店・・・ 使えるじゃないか!(何に?)


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下北沢でライブがあるはずのグルタミン サイトで出番時刻が確認できなかったので 仕方なく豪さんにメールしてみたところ
「21時予定です」
と返ってきました ・・・うう ちょっとそれだとキツいので 2回連続で申し訳ないと思いつつ欠席表明をして帰宅することにしました ご ゴメンナサイ・。orz

おかげさまでというか グルに行けなかった代わりの癒しにしようと思って『パイレーツ〜』の地上波放送を見ていた訳だったんですが 好きなシーンばかりカットされていて オンタイムでヘコんでいました なんでソコを切るか・・・(涙) 最後もイキナリなチョン切り方してて感じ悪かったじょ
そんな状態で見ていても やっぱり1のまとまり方が一番好きだな〜と思うのでした!
 

『目の見えない鳥の歌』1997年/韓国

 


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