カタルシス
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2007年04月07日(土)  ほろ苦き祝宴 

ええー 本日はお日柄も良く このよき日に幸多かれとお祈りするばかりです

そんなこんなで友人の結婚式当日でした
午前中は天候にも恵まれ本当に良い日和であったと思います

え〜… 式が11:00からのため10:40までには会場に到着しているようにと招待状にあったので 最寄りの地下鉄出口で10:20に友人と待ち合わせしていたにも関わらず


2人揃って遅刻しました


出遅れたり迷ったりでそれぞれ約束の時間に辿り着けなくてですね 初めての場所で迷子になることも考慮して設定した時刻だったんですけれども 結構冷や汗もんでした 祝い事に遅刻はマズかろう 社会人としてマズかろう…orz

地上に出ても尚方向を見失っていた私 丁度待ち合わせの相手から電話がかかってきたので泣きつこうとしたら 自分が信号待ちしている向こう側に その相手らしき姿を発見したので「信号のこっち側にいるよ〜〜〜!」とSOS ようやく合流できたのが10:35でした 式場のあるホテルは目の前だったんですが 5分で式場に辿り着けるのか?!という焦りは拭えません
お互い不慣れな格好してたしねぇ…

せっかく着飾っているのに変な汗をかきながらどうにか式場に到着 時間も指定内ギリギリでしたが 挙式そのものは11:00からなので一応本番までには20分の余裕があります
チャペルに駆け込んだら我々共通の友人(From.愛知)が待っていてくれて 慌てた様子の愚友たちをなだめ落ち着かせてくれました(苦笑)
ちなみに彼女は遠方からお越しなのでホテルに前泊なさっておいでです ちなみに会場は赤坂プリンスです
かの有名な赤プリでござんすよ!!笑

挙式までの間にレストルームで本番用に身支度を整え(コサージュつけたり 化粧直したり)カメラと貴重品を抜いた紙袋と羽織っていたコートをクロークに預けました
朝慌てていた所為で手首や指につけるつもりだった装飾品をまるっと忘れて来てまして アクセサリーといったら首元を飾るネックレスのみ あーあーもう 普段し慣れないことはいざってときにしくじるゾの典型ですよ 友人の晴れ舞台に失態の連続です 袖のない肩紐タイプのドレスに薄手のショールを羽織る格好だったので 手元に飾りがないのはちょっと貧相な感じです かろうじて手の甲から肘辺りまでを覆う黒いグローブを持ってきていたので それをはめれば多少誤魔化るだろうと思っていたら レストルームで取り出したはずのグローブが見あたらない

あれ? 間違えてクロークに預けちゃったかな?

と思って一度荷物を出してもらって確認してみたものの グローブは見あたらず… じゃあどっかで落とした?と近辺をウロウロ
会場着いて数分しか経っていないし 行き来したのだってレストルームとクロークの往復のみです ドアからカウンターまでほんの数歩っつー位置関係です そんな短い時間&狭い空間での出来事だというのに


結局グローブは見付からぬまま 式スタート


…ちょっと自分でもスゴイなと思いましたよ?
「間の悪さ」ってこんなときにも発揮されちゃうんですネ(涙笑)
ここまでくると 天賦の才能にすら思えてきます 我が人生に悔い多し

そんなアホたりんな友人の失態とは無縁の如く ヴァージンロードを進む新婦のウェディングドレス姿は 清楚で可憐な佇まいでした 元々スリムで長身の彼女 やっぱり何を着ても似合います
女子はああでなきゃイケナイ!

……… orz(無言)

いいんです ないモノの強請り方など とうの昔に忘れました

えっと 式からお呼ばれしている割に新郎について一切なんにも知りません 結婚はおろかお付き合いしていたことすら聞かされていなかったので 年賀状で「結婚します」と招待の事前報告があったときには かなり驚きました
「結婚」自体にではなく「知らなかった」ことに対してね

基本的に自分「余計な詮索はしない」スタンスの人間なので 「おや?」っと思うことがあっても向こうが話したがらなそうな気配だったりすると 敢えて気が付かなかったフリをします カマかけて話し出すようなら それは本人が喋りたいことだから興味津々で聞く体勢に入りますが 少しでも濁すようなら ハイそこまでよ〜 みたいなね

ぶっちゃけると彼女に対してその手の「ん?」があったことはありました 去年でいえば少なくとも2回はあったかな でも 突っ込まないでオーラを出していたので 敢えてスルーしていたんですが その結果がこの寝耳に水の朗報だったわけですな

式からで しかも会場が赤プリだってんで にわかに騒ぎ立てていた私を見ていた母が 私と学年1つ違いの友人が結婚すると知って興味を持ったのか

「お相手はどんな方なの?」
「知らない」

「何してる方?」
「知らない」

「何つながりの方?」
「知らない」

と 本当に何も知らなかったのでそのまま「知らない」で通したら
「その子は一体どんな友達なの?」と呆れられました

あ やっぱり普通はそう思うのか(苦笑)

正式な招待状が届いて初めて相手の方のお名前と生活拠点を知ったくらいで 何をしているとか どこで出会ったかなんて情報は 挙式の当日まで全く何もわからない状態でしたもんね

母だけじゃなく同年の友人にも 「そんなお付き合いだったら私は参列お断りするかも」 と苦笑されちゃったしね 世間一般の“常識”がイマイチ解ってなかったみたいよ私

でも そんな話をされても尚 お祝いには参列してあげたいと思っていたので欠席の気持ちはこれっぽっちもありませんでした いいんだ 彼女が私のことをどの程度に思っているのかなんて

だって招待してくれたんだもん
人生の晴れの舞台の末席に

私を招いてくれた
それが彼女の気持ちなんだと
思うことにしたんだ

…まぁ 正直ギリギリのラインでしたけどね これが「結婚します」じゃなくて「結婚しました」の報告だったら 相当ヘコんでたと思うよ(苦笑)
会ってなかったわけじゃないんだから 毎年何度か直接あってバカッ話していたわけですからね!(^^;)

閑話休題 話を「式」に戻します

えーと 賛美歌の斉唱が2度ほどありましたが 2曲とも楽譜付きだったので何とか歌えました 1曲は知っている曲だったから楽チンだったしね 聖書の読み上げが思いの外短かったのが意外でしたが 長くなっても間延びするだけなんで手頃だったかと 誓いの言葉も接吻も ドラマや映画で見るようなものと変わらぬ印象で ヒロインが自分の友達だってことだけが 現実と虚像の違いを見分ける唯一の要素
何だかこの期に及んでもイマイチ現実味が湧きませんでしたね(苦笑)

えっと その他で印象に残ったことといえば 神父様が外国の方だったので日本語の喋りが微妙で正直笑いそうでした 日本人でいいじゃん!とか何とか内心思っていましたが 場が場なので口はばかられ(^^;)ゞ

滞りなく式が済み 新郎新婦がヴァージンロードを退場していくのを見送って 一同はチャペルの外へ 屋外でフラワーシャワーだそうですよ
親族と招待客で花道をつくり そこを通り抜ける新郎新婦に 生花の花びらを振りかけるセレモニーです 我々一番最後に並んだために 残った花びらを籠ごと渡されました

式場スタッフ 「最後ですから豪勢にどうぞ」
わたくしども 「が 頑張ります!」

午後から天候崩れるとの予報でしたが 式は午前中のうちに済んでしまったので このフラワーシャワーの時はとても良いお天気でした 2人の門出に幸先の良いことです

シャワー終了後 自然な流れで純白ドレス姿のプチ撮影会 下からアオリで撮るのは「撮影」の鉄則 DA・YO・NE(笑)


***************


チャペルに戻って披露宴の受付を済ませます ご祝儀を渡してテーブル名が書かれた札を渡されました 目を落とすと大きな『松』の文字

……もしかしてこれ わざとなのかな?(苦笑)

ええとですね 我々と新婦の元々の繋がりは某バンドのファン同士という間柄でありまして そのバンドのコンポーザー兼ギタリスト&ピアニストだった人物の名前が「松ヶ下」さんだったので 我々の間では「まつ」「まつ」と愛着を込めて呼んでおった名前なのでございますよ

その「松」が今 我々3人の手元に!

のちのち聞いてみたらこれは たまたまの偶然だったらしいですが 新婦である友人の性格を思うと 実は計算尽くだったんじゃないか?と疑わずにはおれんでしたヨ はい(笑)

会場準備の間 控え室に通されて メッセージカードを書くように言われました カードとボールペンを渡されて 沈黙する一同…

え 何書くの?これ(汗)

アドリブの利かない朴念仁なもので こういうとき咄嗟に面白いことが思いうかばないわけですよ 結局時間ギリギリになって 大して面白くもないことを書き込む羽目になりました あーあー また株を落としたね

会食の前に裾捌きの面倒なショールを脱いで 別に用意しておいた白いボレロに着替えます 食事のときに汚しちゃったらイヤだもんね!
クロークから出した荷物を預け直す際に 行方不明のグローブのことを訊いてみましたが やはり見付からず ここまで持って来たのは確実なので ダメ元で落とし物確認を依頼しておきました
今いるチャペルは本館と別棟になった旧館と呼ばれる建物で 拾得物が収集されるのは本館のフロントバックらしく 情報の交換にタイムラグがあるみたいで 披露宴後に再度確認に来るよう言われました ううーん 一体どこまでいってしまったんだ私のグローブちゃん(苦笑)

披露宴では扉のすぐそばのテーブルでした 我々3人の他には2人の女性が同席していて 少しお話を伺ったら新婦の短大時代のご友人とのことでした あれ?短大友達は2人だけ?? 隣のテーブルで素敵にお着物をお召しでらした方々が 短大つながりだと踏んでいたので ちょっと意外でした
落ち着いてテーブル配置図を見てみたところ 招待客は総勢50余名といったところ 半分が新郎側の縁者で さらに半分は親族の方々とお見受けしたので 残る10余名が友人ということになる?のかな??
ここにいるお2人が短大の方 気の利いたスピーチで盛り上げてくれた2人が中高のお友達 シャキッと頼もし気なお姉さんが職場の元上司さん それに着物のお2人とほか数名…

え… 私たちこの中で3枠も取ってていいんでしょうか?(汗)

にわかに現状を把握し 少々焦りが出て参りましたヨ??
短大のご学友に「そちらは… ライブつながりですか?」と微笑まれてしまい 「はぁ そんなところです」と苦笑いで返すしかありませんでした きっかけは某ミュージシャンでも 幅広く趣味がかぶっていて“何つながり”と説明がしづらい3人です あんなことやこんなことを一緒にしていた仲です あっちやこっちに出向いていた仲です とても一言では収まりがつきゃしませんて(苦笑)

ケーキカットで幕を上げた披露宴は 食事を進めながら お約束の「馴れ初め」披露だの 新郎新婦と撮影会だの 和気藹々と時は過ぎてゆきました 宴の間場内に流されていたBGMは全て新婦のセレクションと紹介されていて 次々にかかる曲のほとんどが 我々にとっては馴染みの深い楽曲になっていたので 我らがこの場に召還された意味は この瞬間にこそあったんじゃないかと そう思ったら結構合点がいきました(笑)ちなみに私は1曲目のDEPAPEPE以外は全部すぐに解ったよ 退場曲の『Take It Easy』にもすぐピンときたさ!意外に反応早くて偉かったろう!
宴終盤 ご両親への謝辞や それに返される祝辞等々 嬉し涙とは違う落涙に見舞われる瞬間には さすがにシャッターを切る気が起こらず 幸せな瞬間だけを切り取って帰ろうと 見て見ぬフリを押し通し

学年1つ下の友人の 末永い幸せを祈って


***************


披露宴後は早々に解散となったので 愛知から来ていた友人をそのまま帰すのもナンだと思い 半ば強制的に拉致! 近辺で軽くお茶でもしていこうという話になりました

クロークカウンターで荷物を引き上げる際に 例のグローブのことを確認してみたら

「こちらでしょうか」
とビニール詰めの黒い物体を差し出され よくよく広げてみたら 私のグローブでした

「あ!これです ありがとうございました!」
とお礼を言って引き上げてきたんですが もう全部終わって帰るだけだしね… 今頃出てきても遅いよハニー・。

赤プリ本館を抜けて帰ろうとする途中で 見るからに普段着のお客さんが不自然に集まっているところに出くわしました 大勢だけど全部が一塊りなのではなくて 小さなグループの集合体のような感じ 皆が皆同じ方向に注意を注いでいる様子で何やら「出待ち」っぽい雰囲気です

「誰か待ってるみたいですね」
「そうですねぇ」
「誰が来るんでしょう??」
なんて他人事のまま館内を進んで行ったら 向こうからユニフォームの集団がやって来ましたよ? 近づいて見たらどうも阪神タイガースの選手集団だった模様 でも 誰一人として選手の顔や名前が解りません
中には護衛付きで歩いている人もいて スター選手なんだろうなぁ…と思わせましたが やっぱり見たことない顔だったし 名前なんてサッパリ出てきません 何つーか あんな間近ですれ違っているのに反応できなくてゴメン…て感じでした(苦笑)

ホテルを出たあと最寄り駅の周辺にあるカフェに入ったら 先ほどテーブルを同じくしていたお嬢さん方が一足先に座っておいででした
「あ!先ほどはどうもー」と声をかけたら 可愛らしく笑い返されてちょっと悦v 結婚式帰りだから着飾っているし見た目の潤いは充分です ちなみに彼女らが通っていた短大は 名を出せば「あそこか!」と思い当たるくらいの有名女子校でございます 友人のがそこを卒業してると初めて聞いたときは それはそれで微衝撃だったんですぞ こっちは叩き上げ?の都立高が最終学歴ですからな!(だから自虐はやめなさいって)

彼女たちはものの30分ほどで先に帰られましたが(出てくときに声かけてくれたよ ちょっとしたことだったけど嬉しかったヨv)我々は恐るべき長っ尻で夕方5時くらいまで居座りました カフェオレ1杯ずつで2時間強くらい あんまり感心できない内容の会話をしていたとかは ここだけの話

崩れると予報されていた天気も ギリギリで持ちこたえてくれたようで どんより曇ってはきたものの雨降りの憂き目にだけは遭わずに帰ることができました
滅多にしない格好だったので 帰ったら記念に写真でも…と思っていましたが 既に暗くなってしまっていたし 変にのんびりしてしまったために少々疲れが込んできてしまい 自宅に着いた頃には一刻も早く楽な服装に着替えたい衝動を 抑えることができませんでした(苦笑)

そんな訳でドレス姿の記録が手元にありません
ちょっぴり公開してみようかと思ってましたが 残念でした〜(^∀^;)ゞ
 

『ほろ苦き祝宴』1937年/アメリカ

 


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