カタルシス
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時計が17時を指したと同時に退社! 大急ぎで渋谷は青山劇場を目指す 2週間前にも同じルートで同じ場所へ行っているので時間に余裕のないことだけはわかっていた とにかく必死
今日はSHINKANSEN☆RSの舞台『メタルマクベス』の自分的最終日なのだ
本日の席はE列の右ブロック 今日の分が今までで一番後方の席だったが それでも半分よりは前 特設のX席がB〜Eまであるので実質的には前から9列目だった 今回は取れた分全て座席運に恵まれて本当にラッキーだったとしか言いようがない(1回目XB列中央右寄り・2回目XD列中央左寄り)新感線FC先行の賜物だ・・・(拝)
⇒●青山劇場座席表
3人の友人と連席で取れたのは平日のみだったので 先々週と今日は4人揃っての観劇となる 皆それぞれタイムトライアルをくぐり抜けての劇場到着だ 私は開演10分前に劇場入りし 席に向かうより先にお手洗いに向かった まだ全然列もなくすぐに個室に入れたが 出てきたときには長蛇の列ができあがっていた 時刻にして開演5分前 仕事持ちは皆ギリギリ着なのだ お手洗い優先に動いて大正解
そしていよいよ最後の観劇がスタート
【あらすじ】 時は2206年。 繰り返される戦争によって世界はリセットされ、瓦礫の荒野と化していた。 そこには、未来を占う魔女が3人・・・
日々戦いは繰り返され、絶大な勢力を誇るレスポール王率いるESP軍が 将軍ランダムスター(マクベス)指揮の下、他の軍を次々と征していた。
そこへ3人の魔女が現れ、ランダムスターに「ランダムスターこそが未来の国王である」との予言を告げ、1枚のCDを渡す。
それは、1980年代に活躍したヘビーメタルバンド「メタル マクベス」の伝説のCD。 歌詞に込められた意味が殺人予告となっており、「メタル マクベス」バンドの人間模様がランダムスターの国王となる道に繋がる予言となっていた。
やがて夫が国王となる予言を知ったランダムスター夫人は、 予言を現実のものとするべく夫をそそのかし、 レスポール王の息子レスポールJr.を犯人に仕立て、王を殺すという計画殺人を企てる。
レスポール王から手柄として与えられた領地マホガニー城でその計画は起きる。 ランダムスター夫妻は、ESP軍の勝利を祝う宴を開き、王とその息子、 そして友人達との喜びの祝宴が幕を閉じたとき、その殺人計画は実行に移された。
躊躇うランダムスターをけしかける夫人。 そして作戦は成功し、王を殺した犯人に仕立て上げられたレスポールJr.は城から逃げ出した。
王を永遠の眠りに導いたことで罪の意識に苛まれ、自分達の永遠の眠りが奪われてしまったランダムスター夫妻。 それでも王となる野心に向かって突き進んでいく・・・
シェイクスピア四大悲劇の一つ「マクベス」を未来に置き換えて、 ロックな悲劇「メタル マクベス」が現代に誕生する。 (DiPPS PLANET / ENTERTAINMENT より)
現代と未来が交錯していく2つの世界の“マクベス” 宮藤官九郎を脚色に招いて綴る 新感線の新境地“ロック・シェイクスピア”SHINKANSEN☆RS
未来の世界の“マクベス”な面々は 国や人の名前がことごとく楽器や音楽機材のメーカーになっていて 解る人にはこの辺からして面白い フェンダー ギブソン レスポールまでは格好もつきそうなものだが ESPときたときには我慢しきれず吹き出した それを持ってくるかクドカン!!
劇中に登場する1980年代のバンドが活動してる場所や会場の名前も 解る人間にはプッと鼻息が荒がるステレオタイプな名称ばかり 目黒鹿鳴館 神戸チキンジョージ 渋谷La.mama Egg-man この辺はみんな実名だった
毎度のことながら絶妙なパクリアイテムにもニヤリ 伝達係の吉田(as 吉田メタル)が背負う幟旗はS川急便のロゴマークが配色違いで描かれているし ミkihouseのトレーナーは実際のロゴタイプに酷似した書体で「Mikimouse」とプリントされ KンタッキーのバケットにはKーネル・Sンダースのイラストと「KFG」の文字 どれもこれもパッと見がモノホンぽいのが さすがのインディ岳蔵だ(劇団員・インディ高橋/劇団小道具制作担当・高橋岳蔵)いい仕事してくれる
今回の席は舞台全体を見渡すには適度な距離があって良い具合だった 既に2度見ていて注目ポイントやタイミングが解っているので 目当ての部分に注目ができていい 離れた分はオペラグラスでカバーする 今回は可能な限り粟根氏を追いかけてみた 特にドラム演奏の姿は1回目全然見ていなかった分を取り返すくらいの勢いでガン見!
上手い!エロい!カッコイイ!(え)
東京は明後日18日が千秋楽だというのに この期に及んで小道具や衣装に変更が加えられていた グレコ(as北村有起哉)の城にエンブレムとか 今まで出てこなかったのにー 背中のタトゥーも然り 回を重ねる毎にエスカレートしていくJr.(森山未来)とグレコの関係? このあと大阪公演が控えているのに あれ以上一体どうなるというのか(汗) そもそもグレコは単品で見ていてもシャツの破れ目がエロエロしくて非常にヤヴァイ 公演中脱ぎ着している所為で裂け目が進行しているのか 日に日に露出のパーセントが上がっていってる気がするゾ
アクションの多い橋本じゅんと ほぼでずっぱりの主演・内野聖陽は 出演者の中でも特にウエイト減を感じる体つきだった 引き締まってきてカッコイイんだが衣装が余って見えるのは若干華奢な印象をも残す リサイズが必要か そんなに動かない方の粟根氏だって一回り小さくなった気がしたもんな・・・
休憩時間に席でフライヤーをあさっていたら 舞台の奥に設置された電光スクリーンに
ただいま1Fロビーにて前田悟(刺客B)が罰ゲーム&サイン会を実施中 と表示されたので 新感線名物の「罰ゲーム」だ!とすぐに思い当たり 席に残っていた友人と一緒に慌ててロビーに駆け出した
劇団☆新感線には公演中 遅刻したり何かしらのポカをした出演者が 客前で出し物を披露するという罰ゲームの習慣?がある それは劇団員だけに科せられるものではなく客演だろうが大御所だろうが 平等に執行される刑であるとか 『吉原御免状』の時は堤真一や松雪泰子も歌わされたりハゲヅラ被らされたりしたらしいし 今回も既に内野くんがステージ上で北島三郎を歌ったと聞いていた しかし 99年の公演からずっと通っているのに一度もそういった「罰ゲーム」の日に当たったことがなかった自分には 今回は初めての罰ゲーム遭遇となった
席からロビーに降りる途中 中村獅童とすれ違う 友人と2人思わずお見送り・・・ 黒のスウェットの中にTシャツ・目深にニット帽をかぶり目立たないようで目立っている そんな二枚目じゃないのにちゃんとカッコ良く見えるからスゴイわ 階段を降りる途中で今度は八嶋智人とハチ合わせ 向こうは階段を上ってきて降りる我々の横を抜けていったのだが 身長が自分とそんなに変わらなかった(笑)チノパンの上にボタンをとめたシャツ姿 シャツはパンツニインせずラフな佇まい TVでの印象となんら違いがない様子だった
⇒●中村獅童(なかむら・しどう) ←10月公演『獅童流 森の石松』に橋本じゅんの出演を直々に指名 ⇒●八嶋智人(やしま・のりと) ←9月の公演『噂の男』で橋本じゅんと共演 じゅんさん人気者〜
ロビーに出ると長蛇の列 言わずもがなのお手洗いラッシュだ これがわかっていたから休憩中行かずに済むように事前に済ましておいたわけだが そんな人々がごった返す中 ハンディカラオケで『スシ食いねぇ』を熱唱している板前姿の男性が一人
シ ブ が き 隊 が 罰 ゲ ー ム ?
歌詞は暗チョコ見てるのに 振り付けは何故か完璧・・・ フルコーラス歌いきったところで お弁当台(ダンボール箱の机を首からヒモで提げたもの)を装着してサイン会に突入 呆気にとられつつも最前列で見物していた我々は 友人のみサインの列に並び御署名を頂いて来た 普段サインをしない人なのか本当にそのまま「前田悟」と書かれていて ちょっと笑えた
サイン会は時間で切られて終了 この後刺客役で大アクションかまさなくてはいけない前田氏 一体何をして罰ゲームだったのかが気になるところ(^^;)
⇒●前田悟(まえだ・さとる) アクションクラブ所属
カーテンコールでは各人テンション高い様子を見せて 東京公演が残り2回だという実感をさせられた 特に客演の面々がすごいご機嫌(未来くんとかまつたかとか) 劇中では大騒ぎキャラでいることが多い橋本じゅん氏は 何故かこういうときには大人しい 演技の最中には男性陣に口チューするわ 自分のケツ見せはするわ たいそうなテンションなのに 幕が降りたあとは別人みたいに何もしない 素はとても控え目そうな人だ 知的でクセのある眼鏡キャラを貫徹する粟根氏も カーテンコールの際にはいつにも増して淡々としている 割と劇団員はそんな感じ 高田聖子や今回の演目には出演のない古田新太は愛想がいいが 思いつくのはそんなもんだ
演劇人ってスイッチのON・OFFがハッキリしてるのかも知れないな
⇒●メタルマクベス(DiPPS PLANET 内) ⇒●劇団☆新感線
終演後は前回と同じコースを辿り 近辺のマックに入店 軽く食べて帰ろうとして注文の列に並んだら 前にいたのが先週一緒に夜明かしして遊んだ友人だった
ビックリした!
彼女の連れも知り合いだったので 注文の列から外れて少しの間歓談 お連れさんの方はかなり久しぶりの顔だったもんで お互い「うわー!久しぶり!!」と大騒ぎ いやはや 世間は狭いものだ
壁を隔てて隣のテーブルでそれぞれの会話に没頭 いる気配だけは感じていたが話声はほぼ完全なくらい遮断されていたので 各々のペースで飲み食い喋りを済ましたら「じゃお先!」という具合の別れになった ちなみに我々の方が先に退散
前回同様 表参道駅から帰る3人に付き合って 表参道経由で歩き原宿まで そこから電車に乗って帰路に就いた 明日は午前中ガス点検が来るので自宅待機 午後から池袋で演劇集団キャラメルボックスの公演『俺たちは志士じゃない』を観に行く予定である
あ〜 忙し忙しッ
『明けない夜は SO LONG』レスポールJr.(森山未来)
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