カタルシス
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2006年06月07日(水)  イン&アウト・オブ・ファッション 

日本のファッションというものは何かと一辺倒なものである
毎年の衣料の流行が実に解りやすい

衣料だけじゃなく身回り装飾品全てにおいていえることだが TVや雑誌で情報を得ていなくとも 店頭に並んだ商品群を見ればおおよその見当がついてしまう 色・デザイン みな同じ様なものばかりが置かれ極限られたものばかりが豊富に取り揃っている というか それしか置かれていない 要するに私が言いたいのは



買 い 物 が し づ ら い



という甚だ面倒な現状の不満に他ならない
自分の好みの系統が流行っているときは良いが そうではない場合買うものを見つけるのに難儀し それが不快極まりないという話

どのような服でも着こなす 理想的な体型&センスを持ち主でもない限り この毎度の流行一辺倒に困っている人は少なくないはずだ もしくは 本人が困っていなくても周囲が困ってしまうような惨状を晒しているかの どちらかだろう

買うものの目星がつかなくても 着づつけてきた服には寿命がくる どんなに気に入っていても 自分に合ったデザインや寸法でも 買い換え時はきてしまうものだ できることなら代替わりになるような 近い系統のものを手に入れてから処分しようと思うのに 次を担う品が見つけられない あるいは 変に値が張り手が出ない なんだこの状況は ムカつくな…

現在捜索中のもの
●具合いいデザインの 迷彩柄キャミ&Tシャツ
●透けない白のアジアン風味シャツ
●粗め編みのニットカーディガン(5分〜7分袖で短丈裾)
●リゾート色のない大柄プリントのトップ(チューブかウエスト締め)
●普段履き用のビジネスパンツ(シルエットやポケット位置が納得できるデザイン)

…ちょっと前までは割とすぐ買えそうだったものばかりなのだが 意外と見つからないのである 特に迷彩は驚くほどに品薄 あってもダザデザインで使えない パンツは割と見かけるのだが 欲しいのは上であって下じゃない 用をなさない お呼びじゃない そもそもどの店に入っても同じようなものしかないってオカシいんじゃないのか?
うちの妹と仲の良い外国人の友達が 日本人のことを「なんでみんな同じ格好してるの?」と言っていたそうだが 至極ごもっともな見解だと私は思った

電車に乗る 街を歩く 駅のホームで賑わう通りで

同じような髪型に
同じような服装で
同じような化粧をした
大勢の女の子たちが

同じような鞄を腕に提げて 人混みを闊歩している

注意して見てみると結構気味が悪い 学生の頃からの“制服”文化が成せるワザなんだろうか…
流行ものを取り入れるのが悪いことだというのではなく 何故にああまで全部が同じなのかを疑問に思うわけだ も少しアレンジしたらどうなの?雑誌の写真がまんま飛び出してきたようなベタベタ具合で いいのか君たち

…いいって思ってるんだろうな 多分
みんなと同じが正しくて
みんなと同じが安心なんだよな

まぁ確かに失敗はないと思うが 「失敗しない=成功」でもないと思うゾ

そんな中で目に飛び込んでくるのは 個性的 且つ 品良く上手なアレンジをしている人 女性でも男性でも 若い人でもご年輩でも 自然と目を奪い憧憬の念を抱かせる

ああいう人になりたいもんだなぁ…






いやいや

そんな自分の理想論はいいとして

ともかくも目下の大問題は「欲しいものがない」現状だ
誰かどこかで手頃な品を手頃な価格で入手できる店を 教えてくれはしないもんだろうか そろそろ着る物がなくなって来… orz
 

『イン&アウト・オブ・ファッション』1993年/フランス

 


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