カタルシス
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2006年04月11日(火)  男たちの鎮魂歌 

友人が見たいと言っていたので2回目を観に行く気になった『SPIRIT』 行こう行こうと思ってて 劇場限定の安チケットまで買っていたのだが 公開がいよいよ今週末までのようだったので慌てて友人に連絡をしてみた 何故ってオイラ 明後日から社員旅行で東京いなくなっちゃうカラー

…マジな話 すっかり忘れておってだね社員旅行のことを はい

新宿歌舞伎町の劇場で18:45が上映開始の時刻だったので 18時定時の私はかなりギリギリの感じ それでも当初チケット屋には「18:30からですよ」と言われたのを丸飲みせずに自分で調べた結果見出した15分の差がチャレンジ心を揺さぶった 18:30だったら間に合わないけど45分なら間に合う!

そんな訳で友人とは現地で待ち合わせ チケット先に渡しておいてヨカッタ〜c-(^^;)

劇場に到着したのは18:42 雨の中本当にギリギリ駆け込みのタイミングだったが間に合ったことには違いない あるかないか心配した予告上映もちゃんとあったので 実際には15分程本編までの余裕があったわけだが 途中入場ってイヤじゃない?

座席数763の劇場に来ていた客は20人弱だったよ… 封切り当初は上の階の1064席のメイン劇場だったけどね そのときだってギリギリに入っても好きな席座りたい放題だったもんね
配給元さん結構頑張ってくれてても 所詮日本での武侠映画なんてそんな人気しか得られないのよ 例え獅童くんが出てたとしてもね!(自虐)

まぁ そんな話はさておいて 友人は初回 私は2度目の『SPIRIT』鑑賞

鑑賞後の友人曰く「戦うシーンあんなもんなんだ」とのこと あら意外 特にアクション好きでもない一般視点の人からその感想がくるとは思わなかったワ もっとも彼女が言いたいのは映画全体の格闘シーンのことではなく試合一つ一つの描写のことを言っているみたいだったが

確かに1戦1戦が細切れで忙しないんだよねー… 霍元甲のすごさばかり強調していて相手の格闘家がヘボって見えるんだな でもそれってさ 元甲もあんまり強く見えないってこと 製作側が解ってないわけないんだけど 全部の戦いを「好戦」にしてしまうと 見所がブレるから 獅童くんとの試合だけに見応えを感じるようにつくったんだろうなーと 意図はまぁ読める

個人的には泰爺との戦いがちょっと長過ぎたかなぁと思ったヨ あそこ半分削って獅童との戦いをもっと突っ込めば良かったんでないかい?
あとはやっぱり農勁孫が好きだ あの2人の親友度合いにももうちょっと突っ込んだエピソードが欲しかったな 元甲が勁孫を頼りにしてるのは解るんだけど 勁孫が元甲にあそこまで肩入れする理由がね イマイチ伝わってこないのが残念 深読みせずに上っ面だけで見ちゃうと勁孫が無償の愛を提供する間夫みたいに見えてくるんだもん ブーブー(勁孫ドリーム)

劇場を出てから近くの洋食店でお夕飯 最近歌舞伎町で映画を見たあとはこの店に寄るのが流れになりつつある自分 ハンバーグとかオムライスとか好きなんでね 早いし高くないし味もそこそこだし遅くまでやっているのが嬉しい店なのだ この時間まで「食べ」メインでやっている店なんてなかなかないのよ新宿という街は

私は明日も普通に仕事だし 友人は昨晩友人宅にお泊まりだった(そこから直行で来てくれた)とのことで お互いあまり長居せずに解散となった

あああ 旅行の準備をしなくては…
 

『男たちの鎮魂歌』1986年/香港

 


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