カタルシス
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2006年04月08日(土)  夢を召しませ 

『ドリーマーズ』鑑賞

半額レンタルで大量借りのシメは長年探し続けてやっと発見したミニシアター作品

【内容】巨匠ベルナルド・ベルトルッチ監督が68年の5月革命に揺れるパリを舞台に、映画を介して知り合った双子の姉弟とアメリカ人留学生の奇妙な三角関係を描いた青春ドラマ。両親不在のアパルトマンに3人で引き籠もり自由気ままな共同生活を送る中で次第に濃密で危うい性的関係を深めていくさまを、ヌーベルヴァーグや30〜50年代のハリウッド黄金期へのオマージュを込め鮮烈かつ官能的なタッチで綴る。

【あらすじ】1968年、パリ。創設者のアンリ・ラングロワの解雇に抗議するため多くの学生がシネマテーク・フランセーズに集う。アメリカ人留学生マシューはそこで双子の姉弟イザベルとテオと出会う。3人は映画の話で盛り上がり意気投合、姉弟はマシューを自宅のアパルトマンに招き入れる。バカンスで両親が長期不在の中、3人は映画ゲームに興じる。やがてそれは奔放な性的戯れへと発展していく。こうして、学生運動が激しさを増す外の世界とは対照的に、3人はアパルトマンの一室で奇妙で危うい共同生活を満喫していくのだったが…。allcinema ONLINEより


公開時に妹は見たがってましたが 私は「DVDでいいや〜」と思って後延ばしにしていたベルナルド・ベルトルッチ監督の映画
その後 レンタル屋に行く度に何となく気にして探していたんですが一向に見つからず もういい加減何年も経ってるのに見つからないのはきっと セルオンリーでレンタル版がないんだ とか勝手に思ってたんですが 先日たまたま通りかかった棚から すっかり一般作(旧作)になったDVDを発見しました
アタクシてっきり“ミニシアター”とか“青春”に分類されていると思いこんでたんですが ディスクが収まっていた棚は



“エロティック”


のコーナーでした… え?エロティック??(´д`;)

取り敢えずは無事見つけたということで 首を捻りながらも借りてきた訳ですが 見てみたらやっぱり「…エロティック???」な内容で首が一回りしました

いや 確かに裸体率は高かったし若干は性の乱れなんかも描かれていましたが ぶっちゃけ全然大したことなかったし それよりは若者の不安定な内面や 革命下の社会の中で無意識的に現実から逃避をはかろうとしている弱さだとかに目がいく映画だったんじゃないかなぁと思うんですが

美しい?双子の仏人姉弟と米人留学生の奇妙な三角関係ね… 一緒にいるように見えて結局 排他的な双子の世界に入り込めなかった米青年の 行き場ない想いには切なさというか 虚しさみたいなものが漂っているようには見えました

いつの間にかミステリアスな姉弟の世界に巻き込まれる米人留学生に 現在公開中の『ラストデイス』に主演してるマイケル・ピット
双子の姉役には『キングダム・オブ・ヘヴン』のエヴァ・グリーン 弟役のルイ・ガレルは父親が映画監督をしている二世俳優のようですが 彫刻のような顔立ちの美男子 仏人っぽい濃ゆいお顔ではありましたが雰囲気あって印象強かったヨ


そうそう この映画 公開にあたって25万の前売券出してたのご存じでした?(笑)劇場でCF見たとき思わず吹き出した私です
劇中に登場するモビット(『アメリ』なんかにも出てきたペダル付きのバイク)が付いてくるらしかったですが 一体どんな前売特典だよ!っとツッコみたくなりました 当時モビット20万くらいで買えたハズだから チケット分5万?全然特典じゃねーって(^^;)
しかも映画見てみたらモビットほんの1シーンしか出てこなかった!爆笑

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鑑賞後 今日がレンタル期限だったのでDVDを返却しに新宿まで

帰りに新調を考えているデジカメの品定めをしようと 家電店をハシゴしてモデルを試しまくる デザインや性能や価格でいくらかは選択肢を狭めたものの 決定に至らず思案する

Nikonの『COOLPIX S6』SONYの『Cyber-shot DSC-T30』に惹かれるものの Nikonの方はジョグダイヤルが気になって SONYの方はメーカーが気になる・・・
気になる=心配・不安 ってこと それを押してまで購入に踏み切るには決定打が足りないんだよナ ブツブツ・・・
⇒●Nikon [COOLPIX S6]
⇒●SONY [Cyber-shot DSC-T30]

そんな中 店を巡る度に気になっていた機種が1台 RICOHだったしデザイン的には普通過ぎて面白みに欠けるのが第一候補になりえない理由だったのだが 正直価格と性能では目を見張るものがありチェック選外にはできずにいたものだ

マクロ接写1cm〜  光学7.1倍ズーム の2点の機能がどうにも興味をそそる

接写ができた方がいいということは台湾旅行のときに痛感したし ズームが光学で7倍というのは他に例を見ない倍率だ 大抵のデジカメは光学3倍に何故かいらないデジタルズームなんてものがついてくる それ以上のズームが欲しければレフを買えといった姿勢だ

どの店でも目玉商品的な置き方をしているのに 不思議と地味な扱い でもそれだけの機能で画素数604万 手ぶれ補正もついていて 占めて4万円ちょい 正直 気味が悪いくらいの値打ち価格だと思った

でも先週地元で物色したときには どの店にも置いてなかったカメラだよなぁ・・・ 

ここで最後にしようと踏み入れた店で やはりこの商品に興味を示していた私に 手すきの店員が「今だけの価格ですよ」と声をかけてきたので「どうして“今だけ”なんですか?」と訊ねると「短期集中で売上げ向上キャンペーンなんです」とのこと

つまりこういうことらしい
現在デジカメ業界で一番の売上げを誇っている某メーカーの某機種に 僅差で負けているのがこのRICOH『Caplio R4』で 今週いっぱいかけて売上げを上げ1度なりとも業界トップに躍り出たい そのために期限をもうけ 地域も限定した上で 大型店の店頭に強力売り出し品として特別価格で提供中

といういきさつを聞き出した

「いつまでですか?」と問うと「一応今日明日の休みで一区切りです 再度売り出しするかは確証ないですね・・・」との答え それが売りたいための口上だったとしても 地域限定が“新宿のみ”というのは地元の大型店で扱われていなかったことから考えても本当らしかったので この丁寧な店員の言葉を信じることにした

「光学7倍って他でみたことないんですけど 何でですか?」
「それはRICOHさんが特許を取っているので他メーカーは技術があっても商品化できないんですよ」

なるほど

「マクロ1cmからっていうのも魅力ですよねぇ」
「手ぶれ補正もついてますから 接写に良いですよ」

なるほど

「“デジカメお買い上げ時に当店推奨SDカードを同時購入の方は10%OFF”ってのはこの機種にも該当するサービスなんですか?」
「もちろんです」

なるほど

「じゃ これください」







という訳で RICOHの『Caplio R4』ブラックカラーを即買い 512MBのSDカードはポイントカードのポイントで出費がチャラになった セットで4万円 ラッキー♪

⇒●RICOH『Caplio R4』

帰りながら家族に「デジカメ買っちゃった!」とメールしたら ちょっと驚かれた 自分的には前々から考えていた新調だったのだが 彼らにしてみたら衝動買いのように思えたのだろう

いや 今日の買い方は ちょっと 衝動買いに近かったかも知れないけど(苦笑)
 

『夢を召しませ』1950年/日本

 


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