カタルシス
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| 2006年03月19日(日) |
ライフ・イン・ザ・シアター |
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渋谷ユーロスペースにて『マクダル パイナップルパン王子』
香港のシュールアニメーション 香港にマクダルというブタさんの絵本キャラクターが元々いるみたいで そのシリーズのアニメーション化です 内容的にお子様向けではありません シュールというかナンセンス 難解というかぶっちゃけ何を表現しているのか微妙です 途中で眠くなりましたが 何故か泣きそうにもなりました 自分でもよく解らぬまま ううーん??という気分で劇場を出て来た不思議な一作
パイナップルパンというのはこちらでいうところのメロンパンのようなもので 香港ではポピュラーな干菓子だそうです 登場するそれぞれのキャラクターは ほのぼのとして可愛らしい感じ 特にカメの子供「輝=ファイ」(ピザ役も兼ねる)がキュートでした!子供のキャラは声も子役だったっぽい マクダルの父マクビンと青年パイナップルパン王子の声は劉徳華(アンディ・ラウ) でもそれ以上に私の耳をくすぐったのは 幼稚園の園長先生やお医者さんや王子の侍従だったおじさんの声をあてていた黄秋生(アンソニー・ウォン)でした
アンディの声は判断微妙だったのに 秋生の声は一発で解った!もしかして私 秋生フリーク?!(笑)
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渋谷bunkamuraル・シネマにて『リトルランナー』鑑賞
難病の母が昏睡状態に陥り 奇跡が起きない限り目覚める見込みはないと言われた少年が 自ら奇跡を起こそうとするお話 カナダの作品です 予告を見たときから「見る!」と決めてサッサと前売券を買っていた作品でした
【あらすじ】 1953年、カナダのハミルトン。カトリック学校に通う14歳のラルフはタバコや異性に好奇心を燃やす、校則破りの常連だ。 そんな彼の唯一の肉親で理解者である母親が入院中に昏睡状態に。 お母さんは奇跡でも起きない限り目覚めない」、辛い真実を伝えられるラルフ。しかし、元ボストンマラソンの覇者、ヒバート神父の「君たちがボストンマラソンで優勝したら奇跡だ」という言葉から、優勝という奇跡の実現を決意。 ばかげた発想に彼を嘲笑する友人達や出場したら退学と宣告する校長に目もくれず、ひたすらに走り始めた。そんな彼をヒバート神父がコーチとしてサポート、好意を抱いていた同級生のクレアの応援もあり、いよいよボストンマラソン当日を迎えるが・・・。公式サイトより
原題は『SAINT RALPH(聖人ラルフ)』 劇中何かと聖人の記念日が紹介されて その内容に沿うような事柄がラルフの身の上に起きていきます 少年が主人公で聖人がらみなのは去年観た『ミリオンズ』を思い出させましたが 今回の少年は品行方正とは言い難い学校的には“問題児” でも 決してスレていたり悪ぶっていたりする感じではなく どこにでもいる普通の素直で優しい少年です 父は戦死、母は難病の床に就き それでも日々を明るく逞しく過ごしている
お話的にはありがち系統ですが この手のテーマに弱いので文句は言いません 『SPIRIT』同様 主人公の親友が良かったです 役者がっていうんじゃなくて 彼らの関係がイイ感じ 友達は大切だよ うん あとはマラソンのコーチをしてくれた神父さんがカッチョ良かったです これは役者かな・・・ いや キャラクターがカッコ良かった 素敵な先生でした
14歳の好奇心旺盛な少年の姿がいきいきと描かれています 恋の相手の女の子も綺麗でお人形みたいだったし(個人的にはもそっと線の細い子が好みですが) その淡い恋愛模様なんかも非常に微笑ましかったです
ここ何作かはハズれがない渋谷bunkamuraル・シネマのセレクションに悔しいながらも感服して帰って来ました 次は『13歳の夏に僕は生まれた』が気になる 気になる 気になる・・・
⇒●13歳の夏に僕は生まれた
『ライフ・イン・ザ・シアター/栄光と喝采の日々』1993年/アメリカ
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