カタルシス
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2006年01月25日(水)  今夜は最高! 

待ってましたのジェイソン・ムラーズ 2年振りの来日です わーいわーい♪

前回聴いたときに「これは絶対 次があったら妹を巻き込んでやる!!」と思っていたので 今回の来日が決定した瞬間からそのつもり満々で動いてました 彼女なら英語が解るからMCの通訳してもらえるかも知れないし(そっちが目的か)

仕事を1時間早退 の予定が若干押し 結局定時の40分前にダッシュで退社 予定の時間にちょっとだけ遅れて恵比寿で妹と合流 新宿から恵比寿に移転したリキッドルームの場所を知らなかった私は 何度か行ったことのある妹の後ろについて道を教えてもらいました 明日は私が案内しなきゃならんのでしょうから ちゃんと覚えて帰らねば

駅から近いの?と尋ねると すぐすぐ と答える妹 そうこうしているうちに建物が見えてきました 確かに駅から数分で到着 簡単だ簡単だ!

入口を抜け階段を上がるともう大勢の人たちがライブに備え身支度の真っ最中でした 洋楽アーティストのライブだからか 普段出入りしているライブにはない 外人率で

冬物のコートはかさばるので コインロッカーにお互いの上着と不要な手荷物を突っ込んでから番号が呼ばれるのを待っていたら ついっと横を通り抜けた人が高らかに上げた片手に 寿司桶をかかげて いました 思わず見送る私たち
きっとジェイソンの控え室に運ばれていったのでしょう 彼の寿司好きはファンの間では有名ですから(笑) ほどなくして番号が来たので いざ場内へ

妹から聞かされていた通り 入口とステージの配置が微妙な感じです 入るとすぐ右手にステージがあるので これだとこの場に人が溜まってしまいそう そんな状況の中 勝手知ったる妹がその微妙な配置を逆手にとって どんどん奥に進んで行くと 奥は存外すいていて 高台になった場所にも誰もまだ踏み込んでいませんでした ちょっと距離は離れますが 高い位置からステージが望めるので非常に眺めが良い場所です 前の人の身長が3mを越さない限り 視界を遮るものは皆無です

後ろを見るとカウンター式のテーブルに椅子が並んでいて その一つひとつに「RESERVED SEAT」と書かれた紙が貼られていました 関係者席ってことですな

開場までの約1時間の間に ドリンクを交換して 場所を確保したままダラっとした会話を妹と続けていたら ふと後ろを見た妹が「後ろの人コブクロの片方に似てるね」と言うので 後ろを見たら黒田くんっぽい人が見えて「ああ大きい方…」と答えつつその隣に目をやったら小渕くんがいた
「え 小さい方だよ」
「似てるんじゃなくて ホ ン モ ノ だ よ !」

真後ろです 数歩下がれば手が届く位置にコブクロが2人揃って腰をかけたところでした あわわ ホンモノがこんなに近いのは握手会のときくらいなもんだよ(汗)
これからジェイソン・ムラーズのライブなのに後ろが気になって仕方ない どうして今このタイミングで気づいてしまったのか…orz

そんな私の心境を知る由もなく ジェイソンくん登場 パーカッション&コーラスのトカ・リヴェラとキーボードを連れ 出て来たと思ったら
「ミナサン コンバンハ ボクハ オタクデス」
(今回のツアータイトルが「ジェイソンのオタク祭り」なんです・・・)
そんな挨拶で場内爆笑と拍手の中 アコギとジャンベとキーボードのみの編成で1曲

そっから先はドラム ギター ベースが加わったフルバンドの形式で進行 時々Par & Acoになったりはしてましたが 主はフルバンドです
1曲歌い終わる毎に「アリガトゥ」と上手に発音していました(笑)
前回はやたらとペラペラ喋っていたので 今回通訳(妹)導入で臨んだのに 今日はあんまり喋ってなかった… これが普通なのかな?

カウンターテナーみたいな綺麗なファルセットで歌い上げてみたり 1stシングルの『The Remedy(I Won't Worry) 』を歌う際OASISの『Wonder wall』とリンクさせてみたり 早口でまくし立てる中に「なまむぎ なまごめ なまたまご」を混ぜてみたり
スキャットなのかラップなのか 饒舌過ぎて判断しかねるボイスパフォーマンスや 楽器を手放した状態でのマイクパフォーマンスに メンバーや前の方のオーディエンスを構ったりする様子には手慣れた感がありました そして相変わらず歌の上手いこと! 

見惚れますよ 聴き惚れますよ 生で見て聴く価値ありますよ!

妹なんか私より洋楽ライブに足を運んでいるのに「こんなに歌上手なのは初めてだ」とか「ごめん今までめっちゃナメてた」と感心してたくらいです いや〜 嬉しい感想ありがとう してやったり!

だからってCDを聴いていたくなるかといったら それはそれ これはこれ とか言うんだと思いますが それで充分なんだ! だってぶっちゃけ私も1stとか聴いてると飽きちゃうんだもの(笑)
何がそうさせるのかといいますと 曲調というかアレンジというか パターンが2通りくらいしかなかったんだよね アップテンポとスローテンポ くらいの違い 歌詞の入れ込み方とかメロディラインが 既にマンネリ化して聞こえたのです なのでアルバムを聴き終わってまず思ったことは

「芸風増やさないと残れないぞ…(苦笑)」

でした なのでCDだけ聴いていたらもしか 今日この場にはいなかったかも知れません 前回のライブに行って 生歌や生声を聴いたから「こいつスゲェ!!」って印象が強く残ったのだろうし 残っていたからこそ来日のないときにも 黙って新譜買い続けられたのだと思います

前回はバンドを下げて 1人ステージに残りアコギ1本 もしくはトカのPar&Coだけの編成で 数曲歌ってくれたと思いましたが あれが強烈でした クリアで艶のある伸びやかな声 本当ただただポカーン〜…としてしまうくらい 綺麗で上手だったのですヨ あれを今回も期待していたんですがやってくれませんでしたね 妹に聴かせたかった!CDじゃ伝わらないよあの感覚は 鳥肌くらいカンタンに立っちゃうもんね

そんなこんなで 今年もまたムラーズ節にしてやられたライブでした

アンコールに戻って来る際 トカが振り上げていたノーム(小人)人形が台に置かれたままになっていたので あれ何だろう?とオペラグラスで覗いていたら 人形のすぐうしろに「Jason Mrazさん江 congratulations! コブクロ」と書かれたプレートが置いてあるのに気付き「おや!」っと思い 後ろを見たらまだ席にコブクロの2人が残っていたので これはチャンスと話かけに行ってみました

正直 終演したらサッサと帰っちゃうと思ってたのよ ヘタしたらアンコールにはもういなくなってるかも って思ってたのに なんでまだのんびりそんなところに座ってんのキミたち(笑)
おかげさまでまんまと声かけられちゃいましたよ のんびり万歳!2人組

↓以下会話(ト書き入り)
(一段低い位置から2人を見上げて)
私:ジェイソンに何かあげたんですか?
小:え?(前のめりになって耳を寄せる)
私:あそこの台にプレート置いてありますよ(ステージ上の台を指さす)
(2人揃って目を凝らす)
小:おあー!ホンマや!
黒:何?何?(どうやらよく見えないらしい)
小:ほらあそこに俺らの送った花のプレートが置かってる!
黒:…あ!ホンマや!!俺らの名前やん!(見えたらしい)
(再び身を乗り出し)
小:初めて気づいたわー ありがとう!(ご機嫌そう)

私:今日はご招待ですか? ←コブクロとジェイソンは配給が同じワーナー
黒:ん?まま ご招待席やしね
私:いや そういう意味じゃなくて どっちかでもジェイソンのこと好きなのかなー?って…
黒:いやいや!ご招待ちゃうで!! 席は招待やけど 俺らが来させろって頼んだんやて! 楽屋入れろて頼んだんよ! な!
小:うんうん(コクコクと何度もうなずく)
私:ホント?!何か嬉しい〜

黒:それよか あっこにラウル・ミドン!見た?(数席先の隣を指さす)
私:誰?(言われた方を見たもののどこ見ていいのかわからない)
黒:ラウル・ミドンおんで!ラウル・ミドン!!
私:ああ…(←名前が聞き取れた) !ッホントだ!!(←ミドン氏の姿を見つけた)
黒:天才やで!
私:いやいや ここ(2人を交互に指さし)も天才だから
小黒:! いやいや いやいや…(ニヤニヤ笑ってご謙遜)

私:聞いて聞いて!私2人が渋公でOPアクトしたときからライブ行ってんだよ
小:え!ホンマですか?! わ〜 ありがとうございます(ちゃんと気をつけしてからお辞儀)
私:来月のイベントも5月の武道館も確保してるから 楽しみにしてます
小:ありがとうー 頑張ります!

で バイバイして退場して来ました
大体言いたいことは言えたかな うん 自分にしては頑張った方だ そして急に声かけたにも関わらず 予想以上に普通に対応してくれた2人に感謝! つか プレート見つけたときの反応とか ラウル・ミドンに対する物言いとか キミたち素人じゃないんだから(^^;) な様子でヒジョーに和んでしまいました

ジェイソンも満喫した上 コブクロまで堪能できて まさに今夜はサイコーだったネ!笑

『クラブ・ラインストーン/今夜は最高!』1984年/アメリカ

 


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