カタルシス
DiaryINDEXpastwill


2006年01月16日(月)  おいしい生活 

16時アポイントメントで三鷹の営業所まで社員さんと2人でクライアントを訪ねました 毎月恒例の打ち合わせです 2時間の予定が少し早めに切り上がったので 今日から放映開始の『八丁堀の七人』が見られるかも?!と思っていたら 社員さんに

「餃子食べに行きましょう!」

と拉致られる羽目になりました・・・ 何となく予想できた展開ですけどね ああ アディオス八っつぁん青山様

三鷹の駅の反対側 駅前の商店街をひたすら真っ直ぐ歩きつづけ 店もまばらになって来た頃やっと右折 住宅街の中にその“名店”はありました
店名を『ハルピン』といい 厨房をお母さん連が預かる中国家庭料理のお店です
⇒●ハルピン

社員さんが学生の頃から人気のあるお店だそうで グルメな彼の舌を長年満足させているらしいです
もちもちの皮が美味いんですよ!と案内の道すがら力説をつづけていた社員さんの入れ込み具合から考えても 相当良さそうな気配 何だかんだ言っても自分も結局「美味しいもの」には弱いので 渋々を装いつつ内心期待でワクワクし始めていました

昔からの風情を残す旧店舗と 女性客でも気軽に入れるような小奇麗な新店舗が 背中合わせに建つ 角地の前まで来た社員さん 入ろうと思っていた旧店舗が閉まっているのをひどく残念がっていました 「古い店の方がいい感じなんですよ」って散々言ってましたからね とはいえ新旧っつっても厨房を仕切るおかみさんは同じらしいですから 味に違いはないみたいなんですけども


仕方ないといった様子で新店舗の扉を開く社員さんのあとに続いて 店内に足を踏み入れた途端に香る八角の匂い うぬ!これは…

ここは日本じゃない! と本能が即断 台湾や香港の食べ物屋さんと同じニオイを放っていました 確かに美味しそうな店ダ!!

テーブルにつくなりサクサクと注文をしていく社員さん 慣れた風なのがさすがの貫禄です 我々が夜一番目の客でしたが注文を終えてまったりしているうちに 続々と客が入り始め 飲み物とつまみが運ばれて腰がしっかり据わった頃には すっかり店内大盛況になっていました ホントに人気の店ナノネ!

メインの餃子が運ばれて来るまでの間は飲み物と「ザーサイの肉炒め」「ピータン豆腐」で場つなぎです これらは注文後あっという間に運ばれて来ましたが それぞれに美味しかったです ザーサイの炒め物自分でもつくってみたくなった ザーサイさえ入れておけば味付けいらんもんね

ティロ〜ン♪

隣の席に置いたカバンの中で携帯がメールの着信を知らせます 何の気なしに確認をしたら愛知のライブ友達からで

「今下北沢のミスドにいます みんな会場ですか? そろそろ移動します」 というメッセージでした




………あら?




今日って何日だったっけ?
ああ16日だね
16日って何かあったっけ?
ああ 440でスーソロの日じゃん?!orz
※鈴木祐樹のソロライブ


ぎゃーッごめん!すっかり忘れてマシタ!!


例え社員さんに付き合っていなくても とっとと帰って八丁堀見る気満々でしたもんね!
うわーゴメン! すごいゴメン! スー氏にじゃなくて愛知から来てたアナタにゴメン!!

慌てて今の状態を説明する返信をして 今日はお休みの旨伝えましたが 何やら後ろめたさに苛まれました… そういや一昨日大雨のライブの帰りも別れ際に
私「次いつだっけ?」
友「えーと16日?」
私「16日ってなんだっけ?」
友「スーさんじゃなかったっけ?」
とかいうやり取りをしていたんだった(その時も忘れてるし自分…) 意識してませんでしたけど 何か行く気なかったのかなぁ自分・。とほぅ

どのみち三鷹から下北ってめっちゃ行きづらいから 時間がちょっとでもキツかったらやめにしてるコースではあったんだけれども 今日は定時の15分前にサクッと上がれたもんな 覚えてさえいれば間に合ったかも知れない いやいや 今更な後悔ですが(苦笑)

仕方がないので こうなったら餃子を満喫するのみです! ←案外立ち直りが早い

注文の仕方は至ってシンプル まずメニューに載っている「具」を選びます
次に調理法を選びます「水餃子」「焼餃子」「揚餃子」から1種
今回は社員さんオススメの「セロリ・水餃子」「トマト・水餃子」「エビ・焼餃子」「チーズ・焼き餃子」の4種を1人前ずつ注文

んで 運ばれてきた皿を見るなりアタクシ絶句致しました 何故って?
もちもちプリプリ肉厚な皮
個々の大きさも通常の1.2倍サイズ
そして何より
1人前って6個もあるとですか?!(汗)

それが4皿も来てご覧なさい 見るだにすげぃボリュームなんですけど…

「美味しそうですが… 多くないですか?」
「そうそう いつもつい頼み過ぎちゃうんですよ〜 ささ食べてください!」

ついってアンタ… ああ 紹興酒も頼んじゃったよ 飲みに徹する気だよこの人 またアタシ一人で暴食担当デスカ・。 若干毎度のことなので諦めモード入りました お持ち帰りもできるそうなので 万一食べ切れなかった場合は包んでもらう方向で いざ!

もきゅり!(食)

………。


う ウマっ!!


餃子にかじりついた状態で視線を上げたら社員さんと目が合って「そうだろそうだろ」と言わんばかりにニヤニヤしながら何度も頷いています 食べたのはトマトの水餃子だったんですが 中の具のジューシー感といい 皮のもっちり加減といい 作りたてホヤホヤの熱々感といい 申し分なし!
延々商店街を歩きつづける甲斐は確かにあります 美味です オイシイです!!

なんかねーもう 残すのが勿体なくなって自分の取り分はキッチリ食い切りましたよ! 美味しかったけどボリュームあり過ぎてキッツイ〜〜 でも美味!(わかったから)

ふ〜〜 お腹いっぱいv と思っていたら 「これも食べて下さい♪」と社員さん 皿に残っていたエビ餃子とチーズ餃子を私の方にツツっと寄越してきなさいます
「いや 自分の分食べてお腹いっぱいなんですが…」
「美味しかったでしょ」
「ええでも…」
「食べてください♪」
「………」

こ う や っ て 子 豚 は 出 来 上 が る の で す

恐れ多くも完食したのでした うぷ…
そこでちょっと腹黒い計算をしたアタクシ 家で待っている妹にお持ち帰りの餃子をお土産にします! といって持ち帰り分を注文 じゃあ僕もと社員さんも注文 結果

飲み食い分もお土産分もおごってもらいました!(勝利)

えーっし!

膨れたお腹を抱えて帰路につきます 三鷹からだと2人とも下りの中央線で帰ることになるので 私が乗り換える駅までご一緒することに
お土産の袋から香ばしい匂いがしています ハルピンの餃子はニンニクを使っていないので 食べ過ぎようが持ち歩こうがニンニク臭に悩まされる心配ナッシングなのです ちなみにお土産は私の一存で「セロリ・焼餃子」「シイタケ・水餃子」を1人前ずつです センキュウ

数分後 乗り換えの国分寺駅で降りようとしたところ「家まで来てくださいよー送りますからー」と国立在住の社員さんに引き留められましたが ここは断固キッパリ遠慮して参りました

つか国立まで行ったらどう考えても遠回りですから!
さっき散々紹興酒を飲んでいた人が 何をどうやって「送って」くれるんだか
考えただけでも恐ろしいですから!!

まぁ 昨年9月に引っ越したゴージャスなマンションに 客人を招きたいんだとは解ってましたが(←年末から会社中の人が何度も誘われている)今夜はもうそんな余裕なかとです 満腹過ぎて気持ちが重い ハァハァ…

「冷たいこと言わないで〜」と食い下がる彼の声を振り切って 黙々と帰って参りました 帰りの道すがら今夜のスーソロライブに行っていた友人からレポートメールが届き「あッ…」と一人冷や汗をかく(←また忘れてた) 一人一人に返信を返しながら夜道を進むのでした
ちなみに22日はamberで取ります(こんなところで宣言か)

自宅に着くなり妹へ餃子を進呈 夕飯につくったらしきスープを食べている最中でしたが 餃子に切り替えて 意外にもセロリの焼餃子を平らげる おお やるな妹

シイタケの水餃子は明日の朝用に取っておくことにしました
ニンニク入ってないから気が楽ダヨネー♪

『おいしい生活』2000年/アメリカ

 


DiaryINDEXpastwill
kore |MAIL